【中央社】頼清徳総統のエスワティニ王国訪問に向け、国家安全局は16日、蔡明彦局長がこのほど同国を訪れ、総統訪問時の警備体制の整備状況を視察したことを明らかにしました。蔡局長はエスワティニのムスワティ3世国王、ドゥラドラ副首相、および各治安警備部門の長と会談を行いました。

国家安全局の発表によると、ムスワティ3世国王は会談で頼総統の訪問と自身の即位40周年記念行事への参加を心から歓迎すると表明しました。また、台湾の支援による「台湾産業イノベーションパーク」や「戦略石油備蓄タンク」といった大型プロジェクトが実行段階に入ったことに触れ、両国の強固な友好関係とエスワティニの経済発展・エネルギー安全保障への貢献を強調しました。

蔡局長は頼総統からの挨拶を伝えた上で、台湾とエスワティニが互恵的な戦略的パートナーシップを構築し、持続可能な発展を共に追求したいという意向を伝えました。

一方、ドゥラドラ副首相との会談では、エスワティニ側から同国が最近摘発した大規模な国際詐欺グループ(中国籍約200名を逮捕)について言及がありました。この事件は国際刑事警察機構(Interpol)からも注目されており、同国側は犯罪情勢の共有や能力構築支援を行った台湾の国家安全情報機関に謝意を表しました。蔡局長はこれに対し、両国が今後も安全保障上の協力や情報交換を強化し、国際犯罪や中国による不正な浸透工作に対抗していく必要性を強調しました。

国家安全局は、今回の視察を通じて警備計画や配置の確認が完了したと報告しています。国王即位40周年を祝うため多数の国家元首が参加する予定であり、警備や儀典が例年以上に複雑になることから、エスワティニ側の安全保障部門は頼総統の安全確保に全力で協力することを改めて約束しました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 製品・サービス:台湾産業イノベーションパーク(台湾產業創新園區) / 戦略的石油備蓄タンク(戰略儲油槽)