【中央社アルジェリア・アンナバ14日】反戦の立場を巡りトランプ米大統領と応酬を繰り広げている教皇レオ14世は、戦争の正当性について神学的な基準を定義した聖アウグスティヌスの生誕地である北アフリカ・アルジェリアを訪れ、信仰の根源に敬意を表した。ロイター通信によると、10日間の日程でアフリカを訪問中のレオ14世は、アルジェリア北東部の沿岸都市アンナバに到着した。この都市は古くはヒッポと呼ばれ、「ヒッポのアウグスティヌス」として知られる聖アウグスティヌスの生誕地である。430年に没したアウグスティヌスは初期キリスト教の重要人物であり、戦争が正当であると見なされるための基準を初めて提唱した。アウグスティヌスは、戦争は侵略の阻止や罪なき人々の保護のためにのみ行われるべきであり、その目的は平和の回復にあると主張し、残虐な目的で開戦することは断じて許されないと説いた。これらの基準は時代を経てアップデートされ、現在もカトリック教義の根幹をなしている。先月28日に米国とイスラエルがイランに対して行った突然の空爆に対し、一部の批評家がアウグスティヌスの理論を引用し、この戦争が不当であると非難している。聖アウグスティヌス修道会の会員でもあるレオ14世は、自身の司祭としての召命がアウグスティヌスに由来することを強調した。史上初の米国人教皇であるレオ14世は、イランでの戦争を厳しく批判したことでトランプ大統領の強い反発を招いている。彼は前日、ロイター通信に対し、トランプ氏からの批判にもかかわらず、今後もこの戦争に対する批判を続ける意向を示した。レオ14世はヒッポの遺跡を訪問した際、言葉を発することなく小雨の中で黄白のバラの花輪を捧げ、アルジェリアのイスラム教徒のスカウト隊員らと共に植樹を行った。その後、近隣のカトリック修道女が運営する介護施設を訪れた際、入居者らに対し「神の心は戦争、暴力、不正、そして嘘によって引き裂かれている。我々の父である神の心は、悪意や傲慢、あるいはプライドに満ちた人々と共にはない」と語った。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
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