台湾の農業部台東区農業改良場(台東農改場)は、伝統的な先住民の作物であり、高タンパクで栄養価が高いことから「勇士豆」とも呼ばれるキマメ(樹豆)の加工技術を革新しました。これまで硬い種皮を持つキマメは、圧力鍋で長時間煮込む必要があり、家庭での調理が敬遠されがちでした。今回開発された「即席キマメ」技術により、短時間で手軽に料理へ取り入れることが可能となり、一般家庭の食卓への普及が期待されます。

同改良場が開発した即席キマメは、高タンパク、高食物繊維、低ナトリウムという栄養特性を維持しながら、調理の簡便性を大幅に向上させました。これにより、餃子や饅頭(パオズ)の餡(あん)をはじめ、様々な中華風の点心や料理に応用することができます。また、この加工技術は台東県太麻里地区農会にライセンス供与されており、今後は市場での流通がさらに活発化する見込みです。

改良場は、一般家庭でも楽しめるよう、即席キマメを活用した「塩味の点心」のレシピも公開しています。青梗菜やキャベツ、キノコ類、即席キマメを炒め合わせて餡を作り、餃子の皮や饅頭の皮で包んで蒸す、あるいは茹でるといった調理法を紹介しています。同改良場は、この技術によってキマメの利便性が飛躍的に向上し、水餃子、蒸し餃子、腸粉、焼売など多様なメニューへの展開を通じて、キマメ産業の新たな市場価値が創造されることを期待しています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:新製品