【中央社】封止・検査大手の日月光投控(ASE)は15日、傘下の日月光半導体が群創光電(イノラックス)の台南科学園区(南科)にあるFab5工場および関連付帯施設を148.5億台湾ドルで取得したと発表しました。ASE側は、今回の目的が半導体の先端パッケージング生産能力の拡充にあるとしています。

ASEの説明によると、物件の引き渡しを迅速化するため、両社は別途、早期利用補償契約を締結します。イノラックス側が合意に基づき、製造設備および特定の工場設備の撤去・移転・搬出作業を前倒しで進め、ASEはそれに伴う移転費用として約9.82億台湾ドルを補償します。今回取得する建物の総面積は、約18万4313.95平方メートル(約5万5755坪)に及びます。

市場関係者は、ASEが巨額を投じて南科の工場を取得した背景には、AIチップ向けの先端パッケージング需要に対応する狙いがあると見ています。南科は現在、台湾の半導体先端プロセスの重要拠点となっており、TSMCも同地区での工場建設を進めています。TSMCは今年8月にも近隣の工場を取得しており、台南は今後、TSMCにとってCoWoSやInFOなどの先端パッケージングを含めた統合製造拠点となると予測されています。

ASEは今年、台湾国内で積極的な設備投資を行っています。4月には高雄の仁武産業園区で新工場の起工式を行い、年間で6つの新工場が着工する見込みで、これは同社史上初のことです。ASEは、AI半導体やハイテク産業の需要急増に応えるため、今年度の設備投資額を前年の34億ドルから49億ドルへと大幅に引き上げる意向を示しており、建物や自動化設備への投資を含めた総資本支出は過去最高の70億ドルに達する見通しです。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース
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