【パリ14日】海事追跡データによると、米軍による封鎖措置にもかかわらず、少なくとも3隻のイラン港湾発の船舶がホルムズ海峡を通過した。ただし、一部の船舶は通過後に引き返している。

AFP通信が報じた海事データプロバイダー「Kpler」の情報によると、グリニッジ標準時13日14時に米軍の封鎖が開始されて以降、イランに関連する船舶が少なくとも7隻、同海峡付近に位置していた。

Kplerのデータによれば、リベリア船籍のばら積み貨物船「クリスティアナ号」は、イランのバンダル・イマーム・ホメイニー港でトウモロコシ7万4000トンを荷揚げした後、13日16時ごろにホルムズ海峡内のララク島付近を通過した。また、コモロ船籍のタンカー「エルピス号」も、メタノール3万1000トンを積載してブーシェフル港を出港後、16時ごろに同海峡を通過した。これらに加え、「アルゴ・マリス号」もイランを出発し、同様のルートを辿った。

海事アナリストは、ホルムズ海峡周辺では近年紛争が続いており、船舶の自動識別装置(AIS)信号が妨害や操作されている可能性があるため、正確かつ網羅的な追跡は困難であると警鐘を鳴らしている。

2月28日の米・イスラエルによる対イラン攻撃以降、イラン軍は実質的にホルムズ海峡を封鎖していた。米イラン間の和平交渉が決裂したことを受け、米国は12日に独自の封鎖作戦の実施を発表した。

米中央軍(CENTCOM)は、SNS「X」上で「米軍の封鎖を突破した船はない。商船6隻が米軍の指示に従い、引き返してオマーン湾側のイラン港湾へ戻った」と投稿し、封鎖措置が有効に機能していると主張している。

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  • 出典:中央社 CNA
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