中央社(14日)台北:金馬奨俳優トニー・レオンが、本日開催された新作映画『Silent Friend』(台湾題:你是不會當樹嗎)の記者会見に出席した。トニー・レオンは、ドイツでの撮影の合間に大学を散策できたことは、まるで夢見ていた大学生活を叶えたようだったと笑顔で語った。また、自分を植物に例えるなら「夜来香(イエライシャン)」だと述べ、普段は平凡だが、演技の瞬間にこそ香りを放つと表現した。
会見には、ハンガリーの著名監督イルディコー・エニェディも同席した。トニー・レオンは久しぶりに台湾の観客へ新作を届けられる喜びを語り、「役作りには本来3か月で十分だが、あえて6か月かけた。美味しい料理を急いで食べるのではなく、ゆっくりと味わい楽しむような心持ちで、素晴らしい監督と共に撮影に臨めたのは幸運だった」と振り返った。本作で神経科学者を演じるトニー・レオンは、劇中の全裸シーンについて、「俳優として、それは研究のプロセスにおいて必要不可欠な場面だった」と説明した。
内向的な監督と俳優がどのように協力したかという問いに対し、エニェディ監督は「スタッフ同士が家族のような絆を築ける小さなチームでの制作を望んでいた」と語った。トニー・レオンはドイツでの滞在を「夢の街に住んでいるようだった」と表現し、街を散策する中で「まるで本当に大学に通ったかのような大きな収穫があった」と明かした。
タイトルにちなみ「自分を植物に例えると」という質問に対し、エニェディ監督は「白樺」と答え、トニー・レオンは「夜来香」と回答。「昼間はありふれた存在だが、夜になると香りを放つ。俳優としての自分も同じで、仕事から離れればただの普通の人だが、演じる時にこそ香りを放つ」と語った。また、現在は何かを特別に追求することはなく、ただ一つひとつの創作の過程をじっくりと味わいたいと心境を語った。
エニェディ監督はトニー・レオンを「殿堂級のマスター」と称賛し、脚本執筆段階から彼のために役を書き下ろしたと明かした。人間と他の生命がどうコミュニケーションをとるかという好奇心が、本作の創作の原点になったという。本作は今月17日に台湾で公開される。
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- 出典:中央社 CNA
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