【中央社】農業部台南区農業改良場はこのほど、温室やネットハウスなどの施設栽培において、作物の生育を阻害する土壌連作障害を解決し、環境に配慮した耕作効率を向上させる「自走式土壌蒸気消毒機」を開発したと発表しました。
同場の陳昱初場長によると、施設栽培を長期間続けると土壌中に病原菌や有害物質が蓄積し、作物の生育不良や収量・品質の低下を招きます。従来の表面から蒸気を送る方式では熱の浸透効率に限界がありましたが、今回開発された機械は蒸気注入管(蒸気釘管)を土壌深部へ直接挿入し、迅速に加熱することで消毒効果を大幅に高めています。これにより、土壌伝染性の病原菌や地下害虫、雑草の種子を効果的に抑制し、連作障害の改善に貢献します。
本機はクローラー(履帯)駆動式で、電動かつ無線リモコン操作が可能なため、狭い施設内でも少人数(1〜2名)で柔軟に作業を行うことができます。また、電動化により騒音や排ガスを抑制し、環境負荷の少ない生産を実現しました。
試験結果によると、この消毒機を使用した土壌はpH値や有機物、主要な養分が安定しており、土壌の物理化学的性質への影響は軽微です。土壌微生物の多様性も一時的に低下しますが、一定期間で回復します。トルコギキョウを用いた栽培試験では、蒸気処理を行った区画で顕著な生育向上が確認されました。
台南農改場はすでに本技術の移転を完了しており、今後は花卉や施設野菜の栽培現場へ広く普及することが期待されます。
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- 出典:中央社 CNA
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