【ソウル16日=中央社】韓国の聖水洞(ソンスドン)は近年、新興の観光スポットとなっている。ソウル市長選に出馬した前城東区長の鄭愿伍(チョン・ウォンオ)氏は、将来的に「聖水洞モデル」をソウル全域に広めたいとの考えを示した。一方で、聖水洞が直面している高額賃料問題については、産業構造が転換している最中だとの認識を示した。
聖水洞はかつて工場や中小製造業が中心だったが、産業の海外移転や老朽化した工場の放置により衰退していた。しかし、近年はカフェやアートスペースが進出し、若者やクリエイティブ産業の集積を促した。さらに大手ブランドやポップアップストアの出店により、聖水洞はファッションのホットなランドマークとなり、外国人観光客がソウルを訪れる際の重要な拠点の一つに浮上した。
聖水洞はソウル市城東区に位置する。前城東区長の鄭愿伍氏は先日、共に民主党のソウル市長候補に選出された。鄭氏は2014年に城東区長に当選した後、3期連続で務めた。
鄭氏は16日、ソウル外信記者クラブの会談に出席した際、「私が描くソウルの未来像は遠いところにあるのではなく、聖水洞にある」と語った。鄭氏は、10数年前の聖水洞はほとんど誰も訪れない衰退した工場地帯だったが、今や人気スポットになったと指摘した。
鄭氏は、これは政府によるものではなく、アーティストや小規模企業、会社が自由に根を張り、発展できる制度とインセンティブを構築した結果だと述べた。「企業と市民が都市の真の主人となったとき、創造力は真に花開く。私はこのモデルをソウル全域に広めていく」と語った。
しかし、聖水洞が観光地化し、ポップアップストアが大量進出するにつれ、店舗賃料も高騰し、多くの小規模店が高い賃料のために撤退を余儀なくされている。これに対し鄭氏は、現在の聖水洞は依然として非常に活気のある場所だとし、「ただ産業構造が転換しており、主導的な産業が変化しているだけだ」と述べた。
鄭氏は、産業転換の過程で衰退する産業をいかに保護し支援するかが、政府の検討課題だと指摘した。「我々は『安心商店』などの制度を通じて、より安価な価格で店舗を運営できるよう提供している。将来的にはこうした制度をさらに拡大する必要があると考えている」
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- 出典:中央社 CNA
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