【中央社】古典音楽の誕生の地へ。ドイツを拠点に活躍する指揮者・呂紹嘉氏が、北芸大管弦楽団を率いて5月にドイツ公演を行うことになりました。呂氏は、北芸大の学生たちの瑞々しい感性に「大きな期待を寄せている」と語っています。
16日の記者会見で呂氏は、これまでNSO国家交響楽団を率いて海外公演を行ってきた経験に触れつつ、今回は北芸大の学生を引率することで「台湾の高等音楽教育の水準を世界に示す指標となる」と意気込みを語りました。また、若手指揮者の呉曜宇氏やNSOのメンバーが学生の指導をサポートしたことに感謝し、「彼らが土台を築いてくれたおかげで、自分は細部の表現を磨くことに専念できた」と述べました。
プログラムには、台湾のレベルを示すため、困難を乗り越えて光へ向かう意志を象徴するベートーヴェンの「運命」交響曲を採用。さらに、北芸大の林京美准教授による客家山歌の要素を取り入れた現代曲「嘹声長吟」や、汪奕聞教授とNSO首席トランペット奏者・宇新楽氏によるショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」などが演奏されます。
呂氏と北芸大の縁は、2019年に学生がアンケートに書いた「呂紹嘉先生の指揮で演奏できたら、入学以来最高の幸せ」という一言から始まりました。その熱意に動かされ、呂氏は2020年から同大の特聘講座教授を務めています。
音楽学部の呉思珊学部長によると、今回のツアー予算は楽器運搬費を含め1000万台湾ドルを超えましたが、学校全体が支援に動いています。「学生たちが音楽の聖地で巡礼し、深い理解を得られる貴重な機会にしたい」と期待を寄せました。
台北でのプレ公演は4月20日に国家音楽庁で行われ、ドイツツアーは5月3日のドレスデン文化センター、5月5日のベルリン大聖堂、5月7日のハノーバー音楽大学で行われる予定です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:イベント
- 関連組織:ドレスデン文化センター / ハノーファー音楽大学
- 製品・サービス:楽無界:命運—呂紹嘉與北藝大管絃樂團(コンサート) / 來自德國與台灣的青年之聲(コンサート)