【中央社】苗栗県の苑裡李綜合病院に駐在する台中栄民総医院の消化器内科医、呉彦穎氏によると、60歳の男性患者が初めて受けた大腸がん検診で、大腸内に6個の腫瘍が発見された。男性は飲酒の習慣があり、母親と兄が大腸がんを患った経験があるにもかかわらず、自身の家族歴を長年軽視し、一度も検診を受けたことがなかった。医療スタッフの勧めでようやく糞便潜血検査を受けたところ陽性反応が出て、精密検査で腫瘍が判明した。

呉医師によると、患者は検査前まで腹痛や便秘などの自覚症状は全くなく、健康状態に問題を感じていなかったという。大腸内視鏡検査の結果、乙状結腸付近の最大3センチの腫瘍を含む計6個の腫瘍が確認された。幸いにも切除後の病理検査で全て良性と判明し、現在治療が続けられている。

呉医師は、大腸がんの家族歴がある人は一般の人よりも発症リスクが2〜5倍高いと指摘し、高リスク群である自覚を持つよう促した。台湾の衛生福利部国民健康署は、45歳から74歳を対象に2年ごとの無料の糞便潜血検査を提供している。

また、大腸ポリープは大腸がんの主たる前兆であり、初期は無症状でも、大腸がんの8割から9割がポリープから進行する。血便や粘液便、排便習慣の変化、慢性的な下痢や腹痛が見られる場合は、がん化の兆候である可能性があるため注意が必要だ。予防策として、高食物繊維の食事を心がけ、赤身肉や加工食品、特に炭火焼きなどの過剰摂取を控えることが推奨されている。

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  • 出典:中央社 CNA
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