中央通信社
(中央社記者戴雅真、東京17日専電)ミラノ冬季五輪で日本のフィギュアスケートペア史上初の金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来と木原龍一が本日、ソーシャルメディアを通じて引退を共同で発表した。二人はInstagramに連名で感動的な告白を投稿し、「競技人生に終止符を打つことになりますが、私たちの心は全力を尽くしたという満足感で満たされており、一切の悔いはありません」と綴った。
三浦璃来は現在24歳で兵庫県出身。木原龍一は33歳で愛知県出身。二人は9歳の年齢差があるものの、リフト技術の相性が抜群で、2019年にペアを結成した。カナダを拠点にトレーニングを展開し、ブルーノ・マルコット(Bruno Marcotte)氏に師事しながら、技術を向上させ国際大会で経験を積んできた。
初めて出場したオリンピックである2022年の北京冬季五輪では7位に入賞し、団体戦での銀メダルに貢献した。2023年、「りくりゅう」は日本のペアとして史上初めて世界選手権で優勝を果たし、2025年にも再び優勝を飾り、世界トップクラスのフィギュアスケートペアの仲間入りを果たした。
今年2月のミラノ冬季五輪では、ショートプログラムで得意とするリフトでミスが生じ、一時は5位に順位を落とした。しかし、その後のフリースケーティングでは息の合った圧倒的なパフォーマンスを披露し、歴代最高得点を記録して大逆転で金メダルを獲得した。「絶望から奇跡」へと至るその道のりは、世界中に感動を巻き起こした。
リンクの外で何気なく見せる二人の息の合った様子や深い信頼関係も、「りくりゅう」の人気の高まりに拍車をかけた。
例えば、木原が三浦を抱きかかえて表彰台を上り下りする姿は、ファンから「木原運輸」という愛称で呼ばれた。オリンピックの閉会式でも、木原が三浦を高く持ち上げ、彼女が高い位置からスマートフォンで会場を撮影できるようにした姿が大きな注目を集め、世界中で「りくりゅう」旋風を巻き起こした。
「りくりゅう」ペアは競技生活において、オリンピック、世界選手権、四大陸選手権、そしてグランプリファイナルを制覇し、極めて難易度の高い「ゴールデンスラム(Golden Slam)」という偉業を達成した。
オリンピック終了後、二人は3月の世界選手権を欠場し、その際今後の動向については「まだ決まっていない」とだけ述べていたが、本日電撃的に引退と新領域への挑戦を共同で発表した。
二人はそれぞれのソーシャルメディアアカウントで同じ声明を発表し、「これまで私たちを応援してくださった全ての方々に、心から深い感謝を申し上げます。『りくりゅう』が今日まで歩んでこられたのは、周囲の皆様のサポートのおかげです。困難に直面するたびに、いつも誰かが手を差し伸べてくれました。その一つ一つのサポートの積み重ねが、今日の私たちを創り上げてくれました」と述べた。
「競技人生に終止符を打つことになりますが、私たちの心は全力を尽くしたという満足感で満たされており、一切の悔いはありません。これまでの歩みの全てを誇りに思い、また多くのものを得ることができました。今後は、日本のより多くの方々にフィギュアスケートのペアという競技を知っていただくために、二人で新しい分野に挑戦していきます。これからも温かく見守っていただけますと幸いです」
インターネット上では、二人の引退を惜しむ声と祝福の言葉が寄せられている。あるネットユーザーは、「本当にお疲れ様でした。これはお二人が深く考えた末に出した決断であり、とても素晴らしいことだと思います。次のステージでのご活躍を楽しみにしており、これからもずっと応援しています!」と語った。(編集:陳慧萍)1150417
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