【ワシントン14日共同】イスラエルとレバノンがワシントンで数十年来初となる直接協議を行い、米国のマルコ・ルビオ国務長官は双方が平和を達成するための「歴史的な機会」を活かすよう呼びかけました。
ルビオ氏は国務省で両国の大使を出迎えた際、「これは歴史的な機会である。数十年にわたる歴史的な葛藤や複雑な要因がこの特別な瞬間をもたらし、同時に現在のチャンスを生んだ」と述べました。さらに、「今日、我々が目指すのは、永続的な平和へと発展させるための枠組みを描くことだ」と意欲を示しました。
一方、レバノン南部でイスラエル軍と交戦中の親イラン武装組織ヒズボラは、交渉開始前からこれを「無益」と切り捨て、中止を求めていました。イスラエル軍も、会談中にはヒズボラによる北部への攻撃が激化する恐れがあると警告しています。
3月2日にヒズボラがイスラエルを攻撃して以降、戦闘は激化の一途をたどっています。国際社会の停火要請にもかかわらず、イスラエルによる度重なる空爆で2,000人以上が死亡し、100万人以上が避難を余儀なくされました。
イスラエルのネタニヤフ首相は11日、「ヒズボラの武装解除と、数世代にわたって続く真の和平合意を望む」と表明。対するレバノンのアウン大統領も、ワシントンでの交渉を通じて停火合意と直接交渉への道筋が開かれることを期待すると述べました。
トランプ政権は、レバノンの主権尊重とイスラエルの安全保障、そしてヒズボラの武装解除という三者のバランスを求めていますが、これらを両立させることは極めて困難と見られています。元イスラエル国防当局者は今回の協議について、「解決には多くの想像力と楽観論が必要であり、期待値は高くない」と慎重な見方を示しています。
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- 出典:中央社 CNA
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