中央社のインタビューに応じたフィリピン陸軍の元中将レオデビック・ギニド氏は、中国が南シナ海で行っている一連の不法・脅迫的・侵略的・欺瞞的な行動について、これらはもはや「グレーゾーン」の範疇を超えた「ブラックゾーン」の行動であると指摘しました。同氏は、台湾も同様の状況に直面しているとし、フィリピンが採用する「透明性原則」に基づき、中国の行為を世界に可視化して各国の支持を勝ち取る戦略の重要性を説きました。

ギニド氏は以前、中国の行為を「ICAD(Illegal, Coercive, Aggressive, Deceptive)」と定義しました。同氏は対応策として、中国の不法行為には法的に対抗し、脅迫には挑発に乗らず自制を保ち、中国特有の欺瞞に対しては国内外のメディアを現場へ同行させて真相を世界に発信する「透明性原則」を貫くべきだと語りました。この姿勢は、ルールに基づいた国際秩序を重視する国々の支持を得る上で、道徳的優位性を確保するために極めて重要です。

また、中国が認知戦を通じて台湾やフィリピンの世論を操作している現状について、両国は連携して反撃し、国民が正しい情報に基づいた思考ができるよう努める必要があると警鐘を鳴らしました。台湾海峡の安全保障がフィリピンの国家安全保障に直結しているとし、特にルソン島北部は台湾に近いことから、万が一の際の非戦闘員退避活動(NEO)の重要性を強調しました。同氏は、台湾、日本、米国、フィリピンが連携し、危機発生前に退避計画を策定しておくべきだと提言しています。

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  • 出典:中央社 CNA
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