【上海・中央社】スペインのペドロ・サンチェス首相が4年間に4度目となる中国訪問を行いました。中国商務部は16日、サンチェス首相の訪問期間中に双方が二つの協力覚書(MOU)を締結し、今後も戦略的な連携の強化および生産・供給網での協力を深めていく方針であることを明らかにしました。
中国商務部は同日午後に定例記者会見を開催し、何亜東報道官が対応しました。会見では、11日から15日まで行われたサンチェス首相の訪問における経済・貿易分野の成果について質問が及びました。
何報道官は、近年の中国・スペイン間の経済貿易関係は安定して発展しており、2025年の二国間貿易額は550億米ドル(約1.74兆台湾ドル)を超え、前年比で約10%増加していると説明しました。また、高技術・高付加価値製品の割合が継続的に上昇しており、双方向の投資残高は約110億米ドルに達し、生産・供給網の協力が深化していると述べました。
同報道官によると、李強首相とサンチェス首相の立ち会いのもと、中国商務部とスペインの経済・貿易・企業部門が「巨大市場の共有・中国への輸出」および「経済協力の強化と持続可能な投資の促進」に関する二つの覚書に署名しました。また、15日には100社以上の企業代表が参加する中国・スペイン革新企業交流会も開催されました。
何報道官は、今後両国が戦略的な連携と政策対話を強化し、サプライチェーン協力を深化させ、より多くの互恵プロジェクトを創出していくと強調しました。次のステップとして、両国指導者が達した重要な経済・貿易合意を履行し、対話メカニズムや企業交流プラットフォームを活用して実務的な協力を推進するとしています。
なお、サンチェス首相は14日に習近平国家主席と会談し、貿易、投資、新エネルギー分野での協力強化と人的交流の促進を期待する意向を伝えました。一部メディアは、サンチェス首相が欧州連合(EU)と北京の間の架け橋としての立場を確立しようとしていると報じており、米欧関係が緊張する中で、スペインの対米自主性と北京との関係強化が注目されています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:提携
- 関連組織:スペイン経済・貿易・企業省
- 製品・サービス:持続可能な投資促進MOU