【中央社】米スタンフォード大学は、第9回目となる年次AI指数報告書を発表しました。今回の報告では台湾の経済指標とサプライチェーンにおける重要性が特に強調されており、台湾がAIハードウェアの強靭性を支える鍵であると評価されています。
全423ページに及ぶ本報告書では、10の核心的な結論が示されました。その一つがTSMCの圧倒的地位です。2022年以降、AIモデルの計算能力は年間約3.3倍のペースで成長していますが、その計算需要の大部分を台湾のファウンドリが担っており、供給網の脆弱性と重要性が浮き彫りとなっています。2025年、米国のデータセンター数は他国の10倍以上である5,427箇所に達しました。NVIDIAやAMDのチップはすべてTSMCが製造しており、その高い技術的ハードルは数十年の経験蓄積と莫大な資本投入によって支えられています。
また、2025年後半の台湾におけるAI採用率は28.4%に達しました。産業自動化の分野では、台湾の産業用ロボット導入台数の年成長率が33%に達し、世界最高を記録しました。
米中間のAI競争については、米国のリード幅が縮小していることが指摘されました。2025年2月には中国のDeepSeek-R1が米国のトップモデルに並び、3月時点ではAnthropicのモデルがわずか2.7%の差で首位を維持しています。投資面では、2025年の米国の民間AI投資額は2,859億ドルに達し、中国の124億ドルを大きく引き離しました(ただし中国側の数字は政府資金を含まない)。
その他の注目点として、米国へ移住するAI研究者や開発者の数が2017年比で89%減少しており、昨年だけで80%急減したことが報告されました。また、AIが仕事に与える影響について、専門家の73%が前向きな影響を予測しているのに対し、一般市民では23%に留まっており、両者の認識に大きな乖離が見られます。
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- 出典:中央社 CNA
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