台湾の半導体発展史を追ったドキュメンタリー映画『造山者:世紀の賭注』のフランス語版が、15日夜、カナダのケベック州で初上映され、併せて座談会が開催された。本作は台湾の半導体産業の歩みと、台湾の人々が逆境を乗り越えてきた精神を描いており、会場を訪れた100名を超える観客は感銘を受け、涙を流す姿も見られた。

本イベントは、台北駐モンテローニ経済文化弁事処、モントリオール大学、およびカナダ・アジア太平洋基金(APFC)の共催で、同大学の映画館にて開催された。

台北駐モンテローニ経済文化弁事処の陳淑容処長は、本作について「危機を好機に変えた物語であり、台湾精神を最もよく表している」と評した。また、台湾経済は民主主義のもとで繁栄を遂げてきたとし、国際社会に対し民主主義と自由を共に守り抜くよう呼びかけた。

カナダ・アジア太平洋基金のモントリオール事務所代表であるアレクサンドル・ヴィユー氏は、半導体は単なる技術革新ではなく、人間の努力、先見的な政策、産業的な配置が結びついた発展の歴史であり、世界経済に多大な影響を与え、台湾を不可欠なパートナーへと押し上げたと語った。また、同基金の最新の世論調査では、カナダ市民の台湾に対する好感度は極めて高く、台湾とカナダの関係が国民から広く支持されていることが示された。

上映後の座談会では、モントリオール大学歴史学部の蔡暁林助教授が司会を務め、ミネソタ大学の鄭芳芳助教授とケベック大学モントリオール校の歴史学教授オルガ・アレクセーヴァ氏が対談した。専門家らは、台湾の半導体産業の成果を国際的に高く評価する一方、米中対立という重大な課題に対して台湾が慎重にかじ取りをする必要性を指摘した。

座談会では聴衆との交流も行われ、技術発展と台湾の民主化の関連性、半導体を巡る地政学的な立場、米国の対台政策と「シリコン・シールド(シリコンの盾)」の関係、今後の産業の展望、および台湾とカナダの産業交流の現状など、多岐にわたるテーマで活発な議論が交わされた。

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  • 出典:中央社 CNA
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