台湾の内政部・馬士元政務次長はブルームバーグの取材に対し、中国による海上封鎖のシナリオに備え、内政部と関係省庁が連携した初の合同演習を実施する計画を明らかにしました。この演習は、天然ガスや石油などの重要物資を運ぶ船舶の護衛および国内への供給確保を目的としています。
馬氏は、台湾周辺での大規模な封鎖は地域全体のエネルギー供給を途絶させる恐れがあると警告しました。イランによるホルムズ海峡の封鎖リスクを引き合いに出し、これは台湾単独の問題ではなく、周辺地域全体の安全保障課題であると強調しています。
内政部によると、6月には反封鎖シナリオに基づく机上演習を予定しており、9月には国際支援船の入港や陸上輸送の保護をテストする実動演習を行う計画です。また、7月までに内政部主導で物資の陸上輸送演習を実施するほか、海軍と海巡署(沿岸警備隊)が台湾周辺海域での護衛訓練を担当します。
台湾周辺が封鎖された場合、東側の太平洋ルートへの迂回が可能ですが、コスト増と輸送時間の延長は避けられません。馬氏は、フィリピン、日本、米国との航路を維持する重要性を説き、将来的な護衛任務において日本を含む国際的な協力への期待を示しました。「正式な協定はないものの、台海航路の維持については国際的な非公式コンセンサスが存在する」と述べ、封鎖時においても航行の自由を確保する自信を示しています。
国防部によれば、軍は最新の国際情勢から教訓を得ており、現在進行中の漢光演習においても、最近の国際的な紛争リスクをシナリオに組み込んでいます。海巡署も9月下旬に交通部主導の東海岸演習に参加し、戦時下の封鎖シナリオをシミュレーションする予定です。
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- 出典:中央社 CNA
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