スペインのペドロ・サンチェス首相は、4年間で4度目となる中国訪問を行い、13日午前に北京の清華大学で演説しました。サンチェス首相は、現在の中欧間の貿易不均衡は「持続不可能」であると強調し、中国側に対し、欧州からの輸入品に対してさらなる市場開放を行うよう強く求めました。
報道によれば、サンチェス首相は「欧州が内向きになるのを避けるためにも、中国にはさらなる開放を望む」と述べ、昨年に18%拡大した貿易赤字について、中長期的な視点では社会にとって容認できないと訴えました。スペインの対中貿易赤字は、同国の全貿易赤字の74%を占めており、経済的な共栄を図るためにも是正が不可欠であるとしています。
昨年のスペインと中国の貿易赤字は約423億ユーロに達しており、今回の訪問を通じてスペインは農産物や製造品の輸出を拡大し、赤字幅を縮小することを目指しています。またサンチェス氏は、気候変動や安全保障、核軍縮、人工知能の発展といったグローバルな課題において中国がより重要な役割を担うべきだと提言しました。特に、ウクライナや中東情勢において、国際法に基づいた紛争停止に向けた中国の積極的な関与を求めました。
11日から5日間の日程で訪中しているサンチェス氏は、明日には習近平国家主席と会談する予定です。会談では、再生可能エネルギーでの協力や、中国からの対スペイン投資の促進、スペイン産農産物の輸出拡大などの経済議題に加え、中東情勢も協議される見通しです。専門家は、米欧間の関係に緊張が見られる中、スペインが北京と欧州連合(EU)の「架け橋」としての役割を担い、独自の外交姿勢を強化しようとしていると分析しています。
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- 出典:中央社 CNA
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