【リマ13日中央社】ペルーで昨日行われた大統領および国会議員選挙の開票が進んでおり、日系元大統領フジモリ・アルベルト氏の娘で右派の藤森慶子氏が暫定的に首位に立っている。しかし、過半数の得票を得る候補者はいない見通しで、6月に決選投票が行われる可能性が非常に高い。
ロイター通信によると、ペルー全国選挙プロセス局(ONPE)が発表した開票率37%時点の暫定結果では、元国会議員の藤森慶子氏が17.17%でトップ。次いで右派のリマ市長経験者ラファエル・ロペス・アリアガ氏が16.97%で追随している。
現在、大統領選において突出した候補はおらず、主要候補の得票率は当選に必要な50%を大きく下回っている。治安悪化や米中間の影響力争いが激化する中、世界第3位の銅生産国であるペルーの政治的不安定さは当面続くとみられる。
AFP通信によれば、決選投票進出を確実にしつつある藤森氏は、今回の第1回投票を左派という「敵」を打ち負かす勝利であると強調した。また、本日より決選投票に向けた選挙運動を開始すると表明している。
なお、投票物資を輸送する業者の物流トラブルにより、リマの一部投票所では昨朝、投票開始が遅れる事態が発生した。これを受け、当局は投票時間を現地時間の本日午後6時まで延長し、5万人以上の有権者が投票できるように措置を講じた。
ペルーでは2018年以来、大統領が8回も交代するなど、度重なる弾劾や汚職スキャンダル、脆弱な連立政権により政府の意思決定が麻痺しており、次期政権が5年の任期を全うできるか疑問視されている。
また、今回の選挙は地縁政治的な意味合いも持つ。中国は現在、ペルーにとって最大の貿易相手国であり、鉱業やインフラへの主要な投資国でもある。これは米国の懸念を招いており、米国は選挙前に外交や安全保障面での接触を強めていた。上位の候補者たちは、いずれも米国と密接な関係を維持する意向を示している。
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- 出典:中央社 CNA
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