【モスクワ/キーウ13日共同】ハンガリーの議会選挙で親ロシア的な姿勢をとってきたオルバン首相が敗北したことを受け、ロシア政府は13日、ハンガリーの次期政権と「実務的」な関係を築きたいとの意向を表明した。一方、ウクライナはこれまで国民に呼びかけていたハンガリーへの渡航自粛勧告を解除した。
民族主義を掲げるオルバン氏は、欧州連合(EU)内で最も親ロシア的な指導者として知られていた。ロイター通信によると、16年間にわたり権力を握ってきたオルバン氏の体制は、中道右派政党「尊重と自由党(Tisza)」の躍進により終焉を迎えることになる。
ロシアのペスコフ大統領報道官は記者団に対し、「ハンガリー国民は選択を行い、我々はその決定を尊重する。新指導部とも極めて実務的な関係を継続したい」と述べた。
オルバン氏が保守派のペーテル・マジャル氏に敗北した後、オルバン氏の同盟者であったスロバキアのフィツォ首相やチェコのバビシュ元首相も、マジャル氏に対して祝意を示した。フィツォ氏は「ハンガリーの新首相と密接に協力する準備がある」とFacebookで表明し、バビシュ氏も「有権者が選んだ誰であれ、建設的な協力を続ける」と述べた。
また、親ロシア政権の交代を受け、ウクライナはハンガリーへの渡航自粛勧告を即日解除した。シビハ外相はSNSで「外務省は以前の渡航自粛勧告を撤回する」と明言した。ウクライナが先月同勧告を出したのは、ウクライナの国立貯蓄銀行の職員7人が、現金輸送中にハンガリーで逮捕された事件を受けたものだった。
欧州の指導者らからも反応が相次いだ。ポーランドのトゥスク首相は、今回の選挙結果について「欧州が独裁へと向かう運命ではないことを示した」と指摘。ドイツのメルツ首相は、マジャル氏の勝利を「右派ポピュリズムの惨敗」と表現し、「ハンガリーは右派ポピュリズムに対し、世界に向けて非常に明確な反対のシグナルを送った。昨日は素晴らしい一日だった」と評価した。
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- 出典:中央社 CNA
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