中央社記者曾仁凱氏の台北発報道。AIブームによるテクノロジー株の急騰を受け、富邦NASDAQ ETF(00662)の株価が100元を突破しました。これを受けて富邦投信は本日、同ETFの株式分割の是非を問う受益者会議の投票を本日より開始し、4月27日まで受け付けると発表しました。

富邦投信によると、分割案が可決された場合、4月30日の基準価額をベースに、発行価格である20元を上回る最大の整数倍となるよう分割比率を決定します。その後、7月29日の取引停止初日の基準価額を用いて分割が実施され、分割後の基準価額が公表されます。なお、8月4日の取引再開までは価格変動が続きます。

近年、米国テック株の強気相場を背景に、00662はファンド規模と純資産額の両面で成長を続けてきました。しかし、基準価額の上昇に伴い、1単位あたりの最低投資金額が高額となり、一部の投資家にとって参入障壁が高まっていることが今回の分割決定の理由です。

00662はNASDAQ-100指数に連動し、世界の主要ハイテク企業をカバーしています。2016年6月の設定時は1株20元でしたが、昨年末に初めて100元の大台を突破し、本日の終値は101.85元となっています。

ETFの分割は国際的な市場では一般的な手法です。保有口数を調整することで1単位あたりの価格を引き下げますが、投資家の保有資産総額に変化はありません。この措置により、流動性と取引の利便性が向上し、積立投資などの小口投資家の参加を促す狙いがあります。

富邦投信は、過去に分割を実施した「富邦科技(0052)」の成功例を挙げました。0052では分割後の4ヶ月間で受益者数が約1.4倍に急増しており、今回の分割についても同様に市場の活性化と投資家の裾野拡大に寄与するものと期待されています。

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  • 出典:中央社 CNA
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