中央通信社記者 林巧璉 高雄17日

中聯油脂事件が拡大する中、台北市長の蔣萬安氏は市政に関する総合質疑で「高雄市政府や中央政府は検査を実施したのか」と繰り返し問いかけた。これに対し、高雄市政府は「工場の点検と抜き取り検査の徹底は地方自治体の責任である」と明確に反論した。

蔣萬安氏は本日、中央政府の職務怠慢に対して市民が街頭に出て抗議すべきだと呼びかけた。午後には台北市政府の関係者とともに市議会で市政報告を行ったが、民進党の議員・顏若芳氏が質疑の中で「ベンゾピレン(BaP)」の抜き取り検査について言及。中央政府は台北市の事業者に対して少なくとも55回の検査を実施しており、新北市や桃園市などでも同様の検査や特別監査が行われていると指摘。一方で、台北市自身はそのような検査を実施していないとし、蔣氏が他者を非難する前に自らの対らの対応を検証すべきだと批判した。

これに対し蔣萬安氏は「高雄市や中央は検査したのか」と反問。顏若芳氏は「あなたは質問Aに対して回答Bをしている」と反論したが、蔣氏は「あなたこそが問Aに答Bをしている。だから市民が街頭に出て抗議するのだ」と応じ、高雄市が検査を実施したかどうかを繰り返し追及した。また、台北市内には食品工場がないとも主張した。昨日、民進党台北市議の簡舒培氏と口論になったことに続き、本日も緑営議員との言葉の応酬が続いた。

高雄市政府はこれに対し、「工場の点検と抜き取り検査の徹底は地方自治 体の責務である」と改めて強調した。今回の事件に関連する南僑公司について例を挙げると、本社は台北にあり、工場は桃園に位置しており、ブランドとサプライチェーンは全国に影響を及ぼしているため、中央政府と関連する県市が共同で調査を進める必要があると説明した。

高雄市では、管轄区域内に台糖の油工場があるため、工場の点検と抜き取り検査は地方自治体の直接的な責任であると市は述べた。調査によると、2022年から2026年(民国111〜115年)の間に、高雄市政府は台糖油工場に対して6回の工場検査を実施し、法に基づいて18件の抜き取り検査を行った。

各地方自治体が直面する食品安全の課題はそれぞれ異なっており、高雄市の食品安全管理は単一の会議形式にとどまらないと市は強調した。事件の性質やリスクの程度に応じて、専門家による諮問、重大事件に関する特別会議、複数局が参加する実行会議などを別途設けていると説明した。陳其邁市長は複数回にわたり専門家会議や特別会議を自ら主宰し、その後、副市長や副秘書長、専門局が実行にあたっていると述べた。

市は強調した。今回の問題油事件について、陳其邁市長は2日に直ちに食品安全対策チームの立ち上げを指示し、7日9日2度にわたり特別会議を招集。調査範囲の拡大と、バッチを問わず最も厳しい基準で予防的な販売中止を決定したと報告した。(編集:張銘坤)2026年7月17日

事実に寄り添い、あなたの支援は報道の自由を守る力です。

中央社「一手新聞」アプリをダウンロードすれば、最新ニュースをリアルタイムで確認できます。

当サイトの文字、画像、動画は、許可なく転載、放送、公開送信および利用することはできません。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース