アラブ首長国連邦の国防省は本日、ホルムズ海峡で2隻のアラブ首長国連邦の油槽船がイランの巡航ミサイルによって攻撃され、1人のインド人船員が死亡し、8人が負傷したと発表しました。

この事件は、戦略的に極めて重要な水路であるホルムズ海峡における緊張をさらに高めるものとなっています。

ロイター通信によると、攻撃を受けたのは「モンバサ号(Mombasa)」と「バヒーヤ号(Al Bahiyah)」の2隻で、攻撃はホルムズ海峡の南行き航路、オマーンの領海内で発生しました。死亡した船員はモンバサ号に搭乗していました。

負傷した8人のうち、4人は重傷です。アラブ首長国連邦の国防省は、負傷者の内訳として、インド人6名、ウクライナ人2名を挙げています。

攻撃により2隻の油槽船は火災を起こし、損傷を受けましたが、現在は火勢が制御されています。国防省は今回の攻撃を「公然たる攻撃」と非難し、アラブ首長国連邦は「このエスカレーションに対して完全に報復する権利を有している」と強調しました。

また、英国海事貿易活動事務所(UKMTO)は、オマーンのカレハトから東北へ約40海里の地点を航行中の油槽船が、不明な飛行物体に命中したと発表しています。同機関は、船長が右舷の機関室が損傷したと報告したと伝えていますが、乗組員全員の安全は確認されています。

ロイター通信は、UKMTOが報告したこの事件が、アラブ首長国連邦の国防省が発表した攻撃と同一のものかどうかを即座に確認できていないと伝えています。イラン側は、今回の攻撃についてコメントを発表していません。

ドナルド・トランプ米大統領は、イランに対する海上輸送の封鎖を再開すると発表し、米国がホルムズ海峡の開放を確保するとともに、その見返りとして通行料を徴収すると表明しました。また、米軍は今後数時間以内に、ミサイルやドローンによる相互攻撃の報復として、イランに対して新たな「強力な」打撃を加えると警告しています。

一方、イランの最高統合軍司令部は、米国がホルムズ海峡の将来を決定する権利はないとし、干渉を許さないと表明しています。

米国とイスラエルは今年2月28日にイランを共同攻撃し、戦闘状態に突入しました。その後、ホルムズ海峡の再開と敵対行為の停止を目的とした暫定合意が締結されましたが、今回の事態によりその不確実性が高まっています。

ホルムズ海峡は、世界のエネルギー輸送の要衝です。2月の衝突以前には、世界の石油と天然ガスの約5分の1がこの海峡を通過しており、1日1500万バレル以上、価値にして少なくとも12億ドル分が輸送されていました。

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  • 出典:中央社 CNA
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