(中央社記者 王寶兒 台北18日電)台中市の伝統工芸「藺草編」の保存者である朱周貴春氏が16日に逝去した。享年81歳。文化部長の李遠氏はこの知らせを受け、哀悼の意を表し、文化部が顕彰状を授与しその功績を称えることを表明した。

朱周貴春氏は1946年生まれ。幼少期から藺草編を学び、数十年間途切れることなく続けた。藺草編の様々な技法や材料処理の工程に精通しており、特に龍鳳蓆編を得意とした。これは、透かし彫りのように龍と鳳凰の紋様を構成するもので、編む際には細心の注意と巧みな位置計算が求められ、極めて難易度が高い。台中市政府は2015年に「藺草編」を伝統工芸として登録し、朱周貴春氏をその保存者として認定した。

「藺草編」の伝統的な編み技法には、圧一、圧二、揀字、揀花など数種類がある。近年では立体化編みも発展し、製品は帽子、敷物、座布団などから、ランプシェード、カップスリーブ、急須、湯呑、動物などの造形物へと広がっている。また、実用性から次第に観賞性、装飾性へと向かっている。

文化部は本日発表したプレスリリースで、朱周貴春氏の技術は精巧で、立体化編みや揀花法などの技法に長け、台湾島の形を透かし彫りにした敷物を編むことさえできたと述べた。無形文化遺産の保存伝承に深く貢献した。(編集:李亨山)1150618

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