中央社報道

(中央社記者 鍾榮峰 台北17日電)自動車部品メーカーの東陽は本日、台南で株主総会を開催し、利益配分として1株あたり5元の現金配当を承認しました。また、取締役7名(うち社外取締役3名を含む)の改選も無事に完了しました。東陽は、米国への自動車部品輸出関税が15%に引き下げられたことで、台湾の自動車部品業界が主要競合国と比較してより公正な競争基盤に立てるようになったと述べています。

今後の事業展開について、東陽は、米国向け自動車部品の関税政策が確定したことに加え、中東の紛争が収束に向かう可能性があることから、不確実性が徐々に解消され、市場需要が安定し、顧客の調達ペースが正常に戻ると予想しています。これにより、下半期の受注状況が改善し、産業全体が正常な成長軌道に戻ると見込んでいます。

東陽は、今後もコア競争力を強化し、持続可能な成長力を高めていく方針です。

今後の成長機会に対応するため、東陽は今年、さまざまな取り組みを積極的に進めています。技術面では、OEM(相手先ブランド製造)およびAM(アフターマーケット)分野の研究開発人材を拡充するとともに、車載電子機器分野への進出を進め、新製品および金型開発に注力しています。

ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点では、約2億台湾元を投じて環境保護設備を増設する計画を立てており、人工知能(AI)アシスタントの導入により、人的資源の活用効率を向上させる予定です。

生産能力の配置に関して、東陽は、台南科学工業園区の工場および七股工場が順次完成し、新市工場も当初の計画通りに推進されていると説明しています。これにより、今後3〜5年間の事業成長に備えた生産・販売体制を強化していくとしています。

台湾と米国は今年1月に投資に関する覚書(MOU)を締結し、台湾は米国232条措置において、半導体以外の分野で優遇措置を受ける最初の国となりました。米国政府は5月末、このMOUに基づく台湾に対する非半導体分野の232条関税優遇措置を発表し、5月1日から発効しています。これには、自動車部品、原木、木材および木製品の関税率が15%を超えないこと、および航空機部品に含まれる鉄鋼、アルミニウム、銅製品が232条関税の対象から除外されることが含まれます。(編集:林家嫻)1150617

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:財務