(中央社記者 潘姿羽 台北16日電)米国とイランが合意に達したことを受け、リスク選好のマーケットセンチメントが改善し、台湾株価は上昇しました。しかし、新台幣の為替レートは限定的な反応にとどまり、狭いレンジでのもみ合いとなりました。本日の終値は0.5銭高の31.559元で、為替レートは4営業日連続で上昇しました。台北と元太の外国為替市場の取引総額は23.725億米ドルでした。

地政学的リスクの後退を受けて、米国のダウ工業株30種平均とフィリップス半導体指数は過去最高値を更新しました。台湾株式市場は本日、寄り付きは高値から始まりましたが、その後はもみ合いの展開となり、最終的に加権指数は45,809.19ポイントで終了し、412.2ポイントの上昇となりました。

新台幣/米ドル為替レートは31.569元で取引が始まり、一時31.545元まで上昇、一方で31.59元まで下落するなど、上下動は5銭未満と非常に狭いレンジでの推移となりました。

外資は台湾株式市場で引き続き買い越しを継続し、本日は407.98億台湾ドルの買い越しとなり、為替相場に下支え効果をもたらしました。しかし、外国為替ディーラーによると、今週に入って外資の動きは慎重になり、双方向の取引が見られ、明確な方向感を持った資金流入は確認されていないため、為替市場は31.5元前後でもみ合い状態が続いています。

ディーラーは、米国とイランの戦闘リスクが前向きに進展しているものの、すでに市場では先行して織り込まれていたため、合意のインパクトは限定的だったと指摘しています。今後の合意履行の進捗やホルムズ海峡の航行状況の確認が必要であり、「決着」とは言えない状況です。また、今週開催される米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ・利下げ決定会合が市場の注目を集めています。FRBが示す経済成長とインフレ見通しは、金融市場に新たなシグナルを送る可能性があり、それまでは為替市場の様子見ムードが強まっています。取引高も明確に縮小しています。

また、今回の会合は新議長のケビン・ワーシュ氏が初めて議長として主導する会合でもあり、投資家はワーシュ氏がインフレリスクをどのように評価するかに注目しており、彼の政策スタンスを読み取ろうとしています。今週以降、中東情勢とFRBの政策姿勢が明確になれば、市場の方向性もよりはっきりする見込みです。(編集:林淑媛)1150616

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース