(中央社華沙16日綜合外電報導)彭博報導,ポーランドは台湾企業からの大規模な投資と技術移転を通じて、自国の経済構造を再構築しようとしている。ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、鴻海など台湾企業の投資拡大を求め、今後は「単なる組立センター」で終わらないようにすると強調した。
ブルームバーグ・ニュース(Bloomberg News)によると、トゥスク首相は、鴻海が先月、ポーランドでの電気自動車生産工場の設立に合意したことを受け、今後は半導体分野での合弁事業のパートナーにもなり得ると述べた。
ポーランドは1兆ドルを超える経済規模を持ち、欧州連合(EU)のメンバーである。国際的な地政学的緊張やサプライチェーンの逼迫が続く中、ポーランド政府は製造業とハイテク産業の実力を強化したい考えだ。
アジアのパートナーにとって、ポーランドは比較的低コストな労働力と急速な経済成長の恩恵に加え、EUの4億5000万人の市場にアクセスできる拠点としての魅力を持つ。
ポーランド経済発展暨技術省の政務次官、ミハウ・ヤロス氏(Michal Jaros)はブルームバーグの取材に対し、アップルの主要サプライヤーである鴻海が、ポーランドの電気自動車プロジェクトに10億ドル以上を投資すると語った。
トゥスク政権は、中国の自動車メーカーとの協議を打ち切った。その理由として、ポーランド側が十分な技術移転を得られないとの懸念を挙げている。
ヤロス氏は、次なるステップとして科技園区の設立を計画していると述べた。この園区には、鴻海の劉揚偉会長が理事長を務める「台湾區電機電子工業同業公会」の企業メンバーが、数十億ドル規模の投資を行う可能性があるという。
トゥスク首相によれば、この科技園区はドイツ国境から約150キロ離れたポーランドの町ミェキニア(Miekinia)に設立される予定だ。この地はもともと、米国の大手半導体メーカー・インテル(Intel)が半導体工場を建設する計画を立てていた場所だが、後に計画を中止した。
(編集:陳正健)1150616
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