中央社記者 高華謙 台北15日

メディア報道によると、国民党の立法委員が、退職した軍人・公務員・教職員の「二重給与肥満猫(ふとっちょねこ)」を防止するための現行規定の削除を提案している。これに対し、行政院の官僚は15日、『政府から給与と年金の両方を受け取ることを許可すれば、世代間の正義に対する社会的不満が再燃する可能性がある』と指摘し、また『規定を安易に削除すれば、基層の軍人・公務員・教職員の昇進ルートを妨げる恐れがある』として、社会的合意が得られるまでは改正すべきでないと明言した。

現在の規定では、退職した軍人・公務員・教職員が再び公職、行政法人、または政府が資金提供または出資する一定割合以上の法人・事業体に再任する場合、給与が基本給与または法定額を超えるときは、月額の退職年金の支給を停止することになっている。これは、国家資源の二重利用を防ぎ、職務の空きを若手世代に譲るための措置である。

報道によれば、国民党の葉元之立法委員らが、公立学校教職員退職資遣撫恤条例第77条、公務員退職資遣撫恤法第77条、陸海空軍軍官士官服役条例第34条の削除を求める改正法案を提出した。これらは、退職者が再任時に年金支給を停止するという「二重給与肥満猫」防止条項を撤廃する内容である。

行政院の官僚は、『再任時には月額退職年金の支給を停止する』という規定は、政府から給与と年金の両方を受け取る「二重取り」を防ぐために設けられたものだと説明した。給与も年金も政府の予算から支出されるため、退職者が安定した再任給与を得ている間は、年金の支給を一時停止し、離任後に再開することで、国家資源の重複利用を防ぐという。

また、この規定は、若手世代に就労と発展の機会を提供するために、退職者が職を譲るよう促す役割も果たしていると指摘した。

行政院の官僚は、現時点での規定の『改正や削除に反対』する主な理由を二つ挙げた。第一に、社会的論争を避けるため。年金支給停止の規定を撤廃し、政府からの二重給与を許可すれば、再び世代間正義を巡る社会的不満や世論の批判を招く恐れがあるという。

第二の理由は、基層の昇進を守るため。規定を安易に削除すれば、基層の軍人・公務員・教職員の昇進の道が塞がれ、政府内部の人材の流動性や新陳代謝に悪影響を及ぼす可能性があると懸念している。そのため、社会的合意が得られていない現状では、安易に規定を変更すべきではないと結論付けた。(編集:謝佳珍)1150615

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  • 出典:中央社 CNA
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