(中央社記者 林行健 馬尼拉14日專電)アメリカ政府がフィリピン産パイナップルの生果輸入制限の緩和を検討している。東方実蝇(オリエンタルフルーツフライ)に関する防疫条件を満たせば、フィリピンからの年間輸出量は現在の600トン未満から1万9200トンにまで拡大し、増加率は30倍以上になると見込まれる。

フィリピンの紙媒体「マニラ・ブレット」(Manila Bulletin)が最近報じたところによると、アメリカ農務省動植物衛生検査局(APHIS)は、フィリピン産パイナップルの生果がアメリカ市場への輸出拡大を提案し、すべてのアメリカの港から輸入を許可する方針を示している。

現在、アメリカはフィリピン産パイナップルの生果について、北大西洋地域、グアム、および北マリアナ諸島(Northern Mariana Islands)の特定の港からのみ輸入を許可している。この制限は、東方実蝇が輸入果物とともにアメリカに侵入する可能性があるとの長期的な懸念に起因している。

アメリカ側の最新のリスク評価によれば、フィリピンからのパイナップル輸出は防疫条件を満たす必要がある。スムースカイエンヌ種(Smooth Cayenne)は東方実蝇の宿主とは見なされないため、直接輸入が推奨されている。一方、他の品種については、蒸気熱処理などの植物検疫手続きを事前に受ける必要があるとされている。

APHISは現在、この提案について関係者の意見を募集しており、意見提出の締め切りは8月10日となっている。その後、提出された意見を踏まえて最終的な決定が下される予定だ。

この措置が正式に実施されれば、フィリピンの年間アメリカ向けパイナップル生果輸出量は1万9200トンに達すると推定されている。これは、2024年までの過去5年間の年間平均輸出量600トン未満と比べてはるかに高い水準である。

国連食糧農業機関(FAO)が2月に発表したデータによると、フィリピンは2025年までに3年連続で世界第2位のパイナップル輸出国の地位を維持しており、コスタリカに次いでおり、アジアでは最大のパイナップル輸出国である。

中国、日本、韓国がフィリピン産パイナップルの上位3カ国の輸出市場となっている。(編集:韋樞)1150614

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FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:Manila Bulletin / APHIS / FAO
  • 製品・サービス:パイナップル生果