(中央社ベルファスト13日総合外電報道)英国北アイルランドで、スーダン出身の男性が刃物で襲撃したとされる事件をきっかけに、極右派による反移民の暴力が発生し、社会の不安が広がっています。これに対し、本日、ベルファスト(Belfast)で数千人が集会を行い、人種差別に反対する声を上げました。
8日夜、ソーシャルメディアで広く拡散された動画には、街中で男性が別の男性を地面に押さえつけ、複数回にわたって刃物で刺す様子が映っており、この事件を受けて、ベルファストでは2晩連続で暴動が発生しました。
刃物による襲撃の容疑で逮捕されたスーダン出身の男性は、10日に裁判にかけられ、殺人未遂の罪で起訴されました。被害者のオギルビー(Stephen Ogilvie)氏は現在も病院で治療を受けています。
極右および反移民グループはこの事件を口実に、2晩にわたり排外的な暴動を引き起こしました。ベルファストおよび周辺地域では、マスクを着けた暴徒が車や住宅に放火し、道路を封鎖するなどして、社会の混乱を引き起こしました。
「人種差別に団結して反対する」(Unite Against Racism)が主催した今回の集会では、「差別に共に立ち向かおう」というメッセージが掲げられました。参加者たちは、「ベルファストは人種差別に反対する」「憎しみこそが街の混乱の原因だ」と書かれたプラカードを掲げました。
ベルファスト市長のドネリー(Rois-Maire Donnelly)氏は、集会に参加した人々に向かって、「少数の人々に恐怖と憎しみを広げさせてはいけない」と語りました。また、彼女自身も今週、死亡脅迫を受けたことを明かしました。
彼女は、「あなたがたこそが、私が代表するベルファストです。皆さんは忍耐強く、共感力があり、包摂的です。私たちの街は多様性があるからこそ、より強くなっています」と述べました。
63歳のヒュンター(Hilary Hunter)さんは、AFP通信に、国内の現状に「非常に心を痛めている」と語りました。
彼女は、「ここに集まったのは、混乱を引き起こす人々が私たち全員を代表していないことを示すためです」と話しました。
AFP通信の記者の推計によると、約3000人がこの抗議行動に参加しました。
移民問題は英国において非常にセンシティブなテーマであり、ニジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏が率いる強硬右派の「英国改革党(Reform UK)」の台頭にもつながっています。(編集:紀錦玲)1150614
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- 出典:中央社 CNA
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