蕭美琴副総統は本日、第58回国際自由青年連盟(IFLRY)大会の代表団と会見し、台湾は引き続き理念を同じくする国々と協力して自由と民主主義を守り、権威主義、偽情報、地政学的な課題に共同で対処していくと表明した。
副総統は、中国による台湾への軍事的威嚇、グレーゾーン侵害、認知戦が日々深刻化していることを強調し、台湾は全社会の防衛レジリエンス(強靭性)を強化するとともに、国際的なパートナーと共同で台湾海峡および世界の平和と安定を守っていくと述べた。
蕭副総統は挨拶の冒頭で、IFLRYの台湾訪問を歓迎するとともに、同連盟が今回の大会開催地として台湾を選んだことに感謝の意を表し、これは台湾にとって大きな意義があると語った。また、台湾は数十年にわたり世界の自由主義陣営と密接なパートナーシップを維持してきたと述べ、自身もかつて国際自由連盟(Liberal International)の副議長を務め、アジア地域から初となる理事会メンバーになった経験に触れた。
副総統は、長年の取り組みにより、台湾は成熟し開かれた自由で民主的な社会へと発展を遂げたと指摘した。台湾が持つ独自の民主的制度や市民社会の発展、そして人権と自由を推進し続ける国民を誇りに思っていると述べた。また、台湾がアジアで初めて同性婚を合法化した国となったことを誇りとし、この成果は十数年にわたる激しい社会的議論と努力を経て実現したものであると説明した。現在の台湾は、開かれ包摂的で、継続的に進歩を追求する社会となっている。
現在の世界情勢について副総統は、地政学的な変化、新興技術や人工知能(AI)の発展、社会の二極化、偽情報、悪意ある政治的影響力などの課題に直面していると言及した。これらが政治体制への大衆の信頼や人々の相互の信頼を弱めており、国際社会全体での共同対処が必要だと指摘した。その上で、台湾はアジア、さらには世界における「善良な力」となるべく尽力していると強調した。
副総統は、台湾が民主主義制度を確立するために多大な努力を払ってきており、台湾の人々の心に深く根付いた民主主義や自由といった基本的価値観を守ることに注力していると述べた。直面する多くの課題の中で最も深刻なものは中国からの脅威であり、それには軍事的威嚇、グレーゾーン侵害、認知戦と浸透工作、サイバー攻撃などが含まれると説明した。
そして、台湾を長期にわたって支持し、共に自由と民主主義を守ってくれている世界各地の理念を同じくするパートナーに感謝の意を表した。特に、理想と希望を抱き、明確な目標を持つ若者たちで構成される訪問団が、互いに支え合い、刺激し合い、実践と経験を共有している姿に大いに勇気づけられると語った。
副総統は、ウクライナから参加した代表団メンバーに対して特別に敬意を表した。ロシアによるウクライナ侵攻が現在も死傷者や苦難をもたらし続けていることは、自由の尊さ、そして権威主義の脅威に対峙する際には十分な準備を行い、レジリエンスを強化することの重要性を世界に呼び覚ましていると述べた。ウクライナが示す強靭性は多くの台湾人にインスピレーションを与えており、強大な権威主義勢力に直面した際、非対称防衛と社会のレジリエンスを通じていかにして自由と人々の日常生活を守るべきかを教えていると語った。
副総統は、台湾が現在「全社会防衛レジリエンス」の構築を積極的に推進していると説明した。これには、情報通信およびサイバーセキュリティ、民生用物資の点検と配送、重要インフラの維持管理、サプライチェーンの強靭性などが含まれる。さらに、困難な時期において民主主義国家が互いに助け合う能力を発揮することに期待を寄せた。
副総統は、国際自由連盟、フリードリヒ・ナウマン財団(FNF)、アジア・リベラル民主評議会(CALD)、IFLRY、そして各国の青年代表が長年にわたり台湾を支持していることに感謝した。専制主義政権が台湾の国際空間を継続的に抑圧し、国際的影響力を制限しようとする中で、国際的なパートナーが台湾への圧力を跳ね除けるための支援を続け、台湾が国際参加するためのプラットフォームを提供していることに深く謝意を表した。
最後に副総統は、台湾は引き続き理念を同じくするパートナーと協力して共有する価値観と共通の利益を守り、欧州、ウクライナ、および台湾海峡の平和と安定を維持し、現代のテクノロジーが確実に繁栄と進歩をもたらすよう努めていくと述べた。
会見の最後に、国際自由青年連盟のハニア・クニオ(Hania Knio)会長から副総統に対し、台湾支持の声明文が手渡された。
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- 出典:中央社 CNA
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