(中央社ワシントン5日総合外電)米労働統計局(BLS)は5日、5月の非農業部門雇用者数が17万2000人増加したと発表した。これは市場予想を大幅に上回り、失業率は横ばいで、労働市場が年初来の堅調な拡大基調を維持していることを示している。

米経済メディアCNBCによると、季節調整済みの前月比増加数は、4月の上方修正後の17万9000人をやや下回ったものの、ダウ・ジョーンズ・ニュースワイヤーズがアナリスト調査に基づき予想した8万人を大きく上回った。失業率は予想通り4.3%で変わらなかった。

市場の最新経済データに対する予想が低かったのは、採用と解雇の両方が低水準にある中で、企業が安定した雇用水準を維持してきたため。新規雇用の機会は少数の分野に集中しているが、解雇は比較的穏やかで、人工知能(AI)が労働市場に影響を与えている兆候も見られる。

米連邦準備理事会(FRB)の当局者は最近、雇用市場の見通しに対してより楽観的になり、厄介なインフレ問題に注意を向けている。インフレの上昇により、FRBの追加利下げの可能性はほぼ消滅している。

FRBは2025年下半期に基準金利を3回(0.75ポイント)引き下げて以降、今年に入ってからは様子見を続けている。政策決定者は概ね、今年後半の動向を見てから政策の方向性を決める方針を堅持している。

アトランタ連邦準備銀行のデータによると、米国経済全体は堅調で、第1四半期の国内総生産(GDP)は年率換算で1.6%成長、第2四半期の成長率はこれまでに3%と推定されている。

最新データによると、レジャー・接客業は前月比7万人増加し、過去1年間の平均月間増加数1万4000人を大幅に上回った。医療・ヘルスケア分野は同月に3万5000人増加し、過去12カ月の平均水準と同程度だった。

一方、金融業の雇用は2万2000人減少し、保険業と商業銀行の影響が最も大きかった。航空運輸業は9000人の雇用が減少した。

データによると、米国の5月の平均時給は前月比0.3%増、前年同月比3.4%増で、いずれも市場予想通りであり、労働市場の健全性を測るもう一つの重要な指標となっている。(編集:洪啓原)1150605

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