(中央社 姜宜菁 雲林県5日電)書家で収集家の張尚為氏は5日、収集していた台湾の画家・陳澄波氏らの作品を雲林科技大学に無償で寄贈した。張氏は個人のコレクションを公共の文化財産へと昇華させたいと述べ、本日はその第一歩であり、今後も他の絵画を寄贈する意向を示した。

雲林科技大学で本日行われた寄贈式では、陳澄波「戦後」、劉新祿「杭州宝俶塔」、廖継春「ヨーロッパの風景」、張義雄「オンフルール」と「スペインの踊り子」の計5点が公開された。これらの作品は異なる時代と様式の流れを横断している。

張氏は、AI時代の到来により多くの若者がインターネットで答えを探すようになったが、台湾近代美術史の画家についてはかえって馴染みが薄くなっているため、普及に努める責任があると述べた。今回の寄贈が影響力を拡大し、より多くの貴重な個人コレクションが公共の文化財産へと転換されることを期待している。

張氏は、雲林科技大学の張伝育学長と親交があり、同大学に文化資産維持学科があることも知っていたため、5点のコレクションを寄贈することにしたという。本日はその第一歩であり、今後は楊三郎、林玉山、藍蔭鼎氏らを含む台湾近代芸術家の作品20点以上をさらに寄贈する予定である。

張伝育学長は、今回の寄贈は学内の芸術環境と文化的基盤を強化するだけでなく、関連分野の教育と研究に貴重な素材を提供するものであり、台湾美術史の保存、芸術教育の深化、地域の芸術文化発展の促進に、深く長期的な影響を与えると指摘した。

張学長は、今回の寄贈は芸術家が「個人コレクション」から「共有」へと向かう精神を示すものであり、台湾の芸術文化の保存と継承に重要な一ページを刻むものだと評価した。

5点の絵画には若干の汚れや剥がれがあるため、雲林科技大学はまず文化資産維持学科の尤西博助理教授チームに送り、絵画の洗浄を行った上で収蔵庫に保管する。年内に開催予定のキャンパス所蔵展で、芸術センターの他の所蔵品とともに展示し、学生たちに大学の芸術コレクションの充実ぶりを示す計画である。(編集:龍柏安)

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:社會