台湾財政部が発表した3月の税関輸出入貿易統計速報によると、輸出額は801.8億米ドル(前年同月比61.8%増)、輸入額は589.1億米ドル(同38.3%増)で、双方ともに月次ベースで過去最高を更新しました。
主要5市場の動向を見ると、米国、中国・香港、ASEAN向け輸出がいずれも過去最高を記録しました。財政部統計処の蔡美娜処長は、特に米国向け輸出が前年比2.2倍の285.4億米ドルに達し、他の主要市場を圧倒したと指摘しました。これにより、対米貿易黒字額も233.8億米ドルと過去最高を更新しています。
ASEAN向け輸出は164.6億米ドル(同59.8%増)、中国・香港向けは182.3億米ドル(同27.4%増)となりました。中国・香港向けについては、電子部品の需要増加に支えられ、4年ぶりに180億米ドルの大台を回復しました。
欧州向け輸出は52.6億米ドル(同53.8%増)で過去2番目の高水準となり、中でもアイルランド向けが9.6倍、ポーランド向けが3.1倍と大幅に成長しました。日本向け輸出は30.9億米ドル(同20.9%増)で、過去3番目の高水準となりました。
蔡処長は、近年のAIブームや米中経済対立、サプライチェーンの再編などが台湾の貿易構造を塗り替えたと分析しています。2018年と2026年の第1四半期を比較すると、台湾の対米輸出比率は11.8%から33.5%へと21.7ポイント上昇した一方、対中国・香港比率は41.3%から23.7%へと17.6ポイント大幅に低下しました。
輸入面では、韓国からの輸入比率が6.9%から14%へと上昇し、台湾にとって韓国が日本を追い抜き第3の貿易相手国となっています。また、米国が中国・香港を抜き、台湾にとって25年ぶりに最大の貿易パートナーとなったことは特筆すべき変化です。今年の第1四半期において、対米貿易比率は23.1%と過去28年で最高の水準に達し、台湾と韓国の半導体産業における貿易関係も一層深まっています。
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- 出典:中央社 CNA
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