Autodesk、Fast Company 「世界で最も革新的な企業 2026」に選出

Autodeskは、米ビジネス誌Fast Companyの「世界で最も革新的な企業 2026」建築分野で2年連続の選出を受けた。今回の評価は、ノートルダム大聖堂や落水荘といった文化遺産の保護・修復におけるデジタル技術の活用が決め手となった。特に2019年の火災後、ノートルダム大聖堂の3D BIMモデルを提供し、250社以上、2,000人超の専門家が関わる再建プロジェクトを支援、2024年12月の再開に貢献した。日本法人社長の中西智行も、この受賞を光栄とし、日本での文化遺産保全への技術活用の意欲を示している。
awardNQ 100/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年4月14日 20:28
  • 🔍 収集: 2026年4月14日 12:01
  • 🤖 AI分析完了: 2026年4月14日 17:49(収集から5時間48分後)
米国 Autodesk 社(本社:米国カリフォルニア州/プレジデント兼 CEO:アンドリュー・アナグノスト、以下、Autodesk)は、米国ビジネス誌「Fast Company」が発表した「Most Innovative Companies 2026(世界で最も革新的な企業 2026)」において、建築分野で 2 年連続の選出を受けました。














今回の選出では、デジタル技術を活用した歴史的・文化的遺産の保存への取り組みが高く評価されました。建築家やエンジニア、保存専門家が Autodesk の技術を活用し、ノートルダム大聖堂やフランク・ロイド・ライト設計の「落水荘(Fallingwater)」といった世界的に重要な文化遺産の保護・修復に貢献している点が評価につながっています。









Autodesk はこれまで、建築やインフラなど、社会を形づくるプロジェクトの設計・施工を支援してきました。しかしイノベーションとは、未来を創ることだけではありません。人類の歴史や記憶をつなぐ場所を守ることも、その重要な一側面です。気候変動や老朽化、自然災害などにより、歴史的建造物は今、かつてないほどのリスクに直面しています。こうした中で求められるのは、従来の修復手法にとどまらないアプローチです。精緻なデータ管理とデジタル技術の活用を組み合わせることで、より高度でサステナブルな保存が可能になりつつあります。









Autodesk の日本法人であるオートデスク株式会社 代表取締役社長の中西 智行は、次のようにコメントしています。









「このたび、Autodesk が Fast Company 『世界で最も革新的な企業 2026』において、建築分野で 2 年連続選出されたことを大変光栄に思います。今回評価された文化遺産の保存に関する取り組みは、テクノロジーが未来を創るだけでなく、歴史や記憶、そして地域社会の価値を守る力を持つことを示しています。




日本においても文化遺産の保全は重要なテーマであり、デジタル技術の活用による新たな可能性が広がっています。Autodesk は今後もパートナーの皆様とともに、未来を創ると同時に、次世代へ受け継ぐべき価値を守る “目的あるイノベーション” を推進してまいります」









ノートルダム大聖堂や落水荘など、世界遺産のデジタル保存を推進




こうした課題に対応するため、Autodesk は世界各地でデジタル技術を活用した文化遺産の保存・修復を支援しています。









2019 年に発生したノートルダム大聖堂の火災後、Autodesk はフランスの Art Graphique et Patrimoine(AGP)と連携し、大聖堂の詳細な 3D BIM モデルを作成・提供しました。このモデルは、再建を担う公的機関「Rebâtir Notre-Dame de Paris」を支援し、風や光のシミュレーションや施工計画の高度化、チーム間の連携強化に貢献しました。その結果、250 社以上、2,000 人を超える専門家が同一データを基に作業できる環境が実現しました。









2024 年 12 月、大聖堂は火災からわずか 5 年で再開され、伝統技術とデジタル技術の融合による新たな修復モデルを示しました。









ノートルダム大聖堂の 3D BIM モデル/提供:ノートルダム大聖堂再建公的機関(Rebâtir Notre-Dame de Paris)および Art Graphique & Patrimoine




また、ユネスコ世界遺産である落水荘では、Case Technologies および Western Pennsylvania Conservancy と協力し、リアリティキャプチャと Scan-to-BIM 技術を活用したデジタル記録を実施しています。ドローンやレーザースキャンにより数百万点のデータを取得し、建物と周辺環境の高精度なデジタルツインを構築しました。これにより、構造分析や修復計画の高度化に加え、長期的な保存に向けた基盤が整備されています。









Autodesk ReCap Proで作成された落水荘の点群データ。リアリティキャプチャにより生成され、修復計画および長期保存に活用されています。/提供:Case Technologies




さらに、ニュージーランドの Christ Church Cathedral や、イタリア・ヴォルテッラの歴史都市における保存プロジェクトなど、世界各地でデジタル技術による文化遺産保護を支援しています。これらの取り組みは、デジタルワークフローが保存活動の高度化に貢献するとともに、歴史的な知見を将来にわたって守り、物理的な建造物が危機にさらされた場合でもその価値を継承できることを示しています。









未来に向けた文化遺産保存の高度化




こうした取り組みの広がりは、文化遺産保存のあり方そのものを大きく変えつつあります。









文化遺産の保存は、単なる建物の修復にとどまらず、アイデンティティや記憶、そしてコミュニティを守る取り組みです。テクノロジーの進化により、歴史的建造物はこれまでにない精度で記録・可視化されるとともに、関係者間のより高度で円滑な連携が可能になっています。









BIM やリアリティキャプチャ、クラウドベースのコラボレーションといった技術は、現代の保存活動における基盤となりつつあります。これにより、従来の「事後対応型」から「データに基づく予防型」へと保存の考え方が進化し、歴史的建造物の長期的かつ持続可能な維持管理が実現されつつあります。




こうした取り組みは、Autodesk 単独で成し得るものではありません。Art Graphique et Patrimoine、Rebâtir Notre-Dame de Paris、Case Technologies、Western Pennsylvania Conservancy、Warren and Mahoney をはじめとするパートナー、そして建築家、エンジニア、保存専門家の知見と協働によって支えられています。









今回の受賞は、Autodesk が推進する「目的あるイノベーション」への取り組みを象徴するものです。未来を設計・構築するだけでなく、次世代に受け継ぐべき価値を守る——その両立こそが、私たちの目指すイノベーションです。









より良い未来を創ることは、同時に、私たちが受け継いできた世界を守ることでもあります。









本記事は、米国 Autodesk 社が、2026 年 3 月 26 日(現地時間)に発表したニュースブログ記事を抄訳、再構成したものです。

よくある質問

Autodeskが「最も革新的な企業」に選ばれた主な理由は何ですか?

デジタル技術を活用し、ノートルダム大聖堂や落水荘といった歴史的・文化的遺産の保存・修復に貢献したことが高く評価されたためです。

ノートルダム大聖堂の再建プロジェクトには、どのくらいの企業や専門家が参加しましたか?

250社以上の企業と2,000人を超える専門家が参加し、Autodeskが提供した3D BIMモデルを基に作業を進めました。

Autodeskは他にどのような文化遺産の保護活動を支援していますか?

米国の落水荘、ニュージーランドのChrist Church Cathedral、イタリア・ヴォルテッラの歴史都市など、世界各地の文化遺産保護プロジェクトをデジタル技術で支援しています。