Optyino.ai(オプティーノエーアイ)は、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォームであり、そこに蓄積されたAI回答ログをもとに、生成AIが企業の公式サイトを引用する際に、どのページ種別(コラム・記事、トップページ、料金・価格、導入事例など)を参照しやすいのかを分析しました。

本調査では、「積立NISAについて相談するのに、おすすめの場所はどこですか?」「そこまで勉強が得意じゃない小学生の娘に、頑張って中学受験をさせたいのですが、おすすめの塾はどこ?」「アパート建築から経営までお任せする会社だと、どこがおすすめ?」など、金融・保険・会計、教育・講座、住宅・不動産、B2Bサービス、商品・ECなど幅広い業種にまたがるプロンプト40件を対象に、2025年8月11日から2026年7月10日までに取得されたAI回答35,510件を分析しました。

調査概要

分析対象となった35,510件のAI回答からは、合計321,313件の引用URLが集計されました。

このうち、SNSやECモール、比較・レビューメディアなどを除き、企業自身が運営していると判定できたURLを、本記事では「公式サイトURL」と呼びます。公式サイトURLは284,259件で、引用URL全体の88.47%を占めていました(この「引用URLに占める公式サイトURLの割合」を以下「公式サイトURL率」と呼びます)。

また、35,510件の回答のうち92.15%にあたる32,721件は、公式サイトURLを少なくとも1件含んでいました(この「公式サイトURLを1件以上含む回答の割合」を以下「公式サイト引用率」と呼びます)。

公式サイトURLをページ種別ごとに見ると、あらかじめ定義した9分類の中で最も多かったのは「コラム・記事」で構成比35.95%、回答引用率は73.99%に達し、他のどの分類よりも高い水準でした。

一方、トップページは構成比5.64%・回答引用率26.99%にとどまり、購買判断に直結しやすい料金・価格ページは構成比2.51%・回答引用率15.00%、導入事例・実績ページは構成比0.53%・回答引用率3.86%と、コラム・記事との差が大きくなっています。

AIモデル別では、公式サイトURL率はGeminiの91.95%からChatGPTの83.74%まで8.21%の差があり、業種別では公式サイト引用率が住宅・不動産で95.47%と最も高く、商品・ECは86.76%と相対的に低い結果となりました。

調査の背景

生成AIの回答に企業の公式サイトが引用されるかどうかは、GEO(生成エンジン最適化)・AIO(AI最適化)・LLMO(大規模言語モデル最適化)の観点から重要な指標です。ただし、同じ「公式サイトが引用された」という結果でも、それがトップページなのか、料金ページなのか、コラム記事なのかによって、ユーザーが実際に得られる情報や、その後の問い合わせ・購入といった行動への影響は大きく異なります。

Optyino.aiでは、生成AIの回答に含まれる引用URLを継続的に収集・分析していますが、今回はその中でも企業の自社ドメインと判定できる「公式サイトURL」に絞り込み、URLの構造(/price/、/case/、/faq/、/column/、/service/など)からページ種別を分類することで、生成AIが公式サイト内のどのページを引用しやすいのかを明らかにすることを目的に調査しました。

主な調査結果

公式サイトURLの36%は「コラム・記事」―生成AIが最も引用するのは"読み物"コンテンツ

定義済みの9分類の中では、コラム・記事が構成比35.95%で最多となりました。

公式サイトURLのうち36.99%は、あらかじめ定義した9つのページ種別のいずれにも該当しない「その他」でした。

これは特定の役割を持つページ群ではなく分類上の残差にあたるため、定義済み分類同士で比較すると、コラム・記事が35.95%で突出して多く引用されていることになります。

次点のトップページは5.64%で、コラム・記事とは6倍以上の差があり、コラム・記事以外の分類は軒並み5%前後かそれ以下にとどまります。

これは、生成AIが企業の実態や具体的な情報を説明する際に、トップページのような概要ページよりも、特定のテーマを掘り下げたコラムや記事コンテンツを引用元として選びやすいことを示していると考えられます。

企業がGEO対策としてコンテンツを拡充する場合、トップページの情報量を増やすよりも、テーマ別のコラム記事を継続的に発信するほうが引用機会を増やせる可能性があります。

コラム・記事の回答引用率73.99%、トップページは26.99%にとどまる―料金・価格15%、導入事例はわずか3.9%

定義済み9分類の中では、コラム・記事の回答引用率が73.99%と最も高く、トップページの26.99%を大きく上回ります。

全URL内構成比

公式サイトURL内構成比

回答率

コラム・記事

31.80%

35.95%

73.99%

トップページ

4.99%

5.64%

26.99%

サービス・機能

4.07%

4.60%

25.49%

記事・詳細ページ

3.74%

4.23%

24.86%

拠点・地域

3.69%

4.18%

23.26%

表の「その他」は定義済み分類に当てはまらない残差カテゴリであり、回答引用率は82.89%と数値上は最も高くなっていますが、特定の役割を持つページ群ではないため単純な比較対象にはなりません。

定義済み分類同士で比べると、コラム・記事の73.99%に対し、トップページは26.99%36.5%程度の水準にとどまり、購買の決め手になりやすい料金・価格ページは15.00%、導入事例・実績ページに至ってはわずか3.86%です。

企業が本来アピールしたい料金や実績の情報ほど、生成AIには引用されにくい構造になっている可能性があります。

料金ページや導入事例ページの内容をそのまま充実させるだけでなく、その内容を解説するコラム記事を別途用意し、コラムから料金ページ・事例ページへ誘導する導線を設計することが、引用機会を増やすうえで有効な打ち手になり得ます。

FAQ・サポート、料金・価格、会社情報・信頼、導入事例・実績を含めたデータはこちら:

https://optyino.ai/press/official-site-page-type-citation-rate

AIモデル別で公式サイトURL率に最大8%の差―率トップのGeminiは公式サイト引用率で最下位という逆転

公式サイトURL率はGeminiが91.95%で最も高く、ChatGPTの83.74%との差は8.21%でした。

モデル

1回答あたり平均URL数

公式サイトURL率

公式サイト引用率

Gemini

11.83件

91.95%

82.82%

Claude

4.10件

91.09%

88.13%

Grok

5.45件

91.05

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査
  • 製品・サービス:GEO/AIO/LLMOプラットフォーム / AI回答分析サービス