株式会社e-moerが展開するアクセサリー・シルバーウェアブランド「JOEKR」は、2026年5月13日(水)から5月26日(火)まで日本橋三越本店で開催された獺祭POP UP「アートと獺祭、獺祭とアート」に、東京銀器の職人とともに出品しました。
日本橋三越本店で開催された獺祭POP UP「アートと獺祭、獺祭とアート」にて
主要指標 — KEY FIGURES
会場では、漫画家・弘兼憲史氏の特別ラベルと連動した「錦帯橋と桜」シリーズをはじめ、東京銀器の銀盃・酒器、陶芸家・茶人 山田翔太氏とのコラボレーション酒器など、今回の取り組みに合わせてJOEKRが企画・デザインに関わった商品群を販売しました。
本取り組みは、日本橋と錦帯橋という二つの橋のつながり、桜の情景、そして獺祭を味わう時間から着想したものです。JOEKRは、東京銀器の技術と現代デザインを掛け合わせ、日本酒を味わう時間を工芸とアートの体験として広げる商品群を展開しました。
日本橋と錦帯橋、桜の季節から生まれた商品群
「錦帯橋と桜」シリーズ
錦帯橋と桜(ボトルケース)真鍮・18金ゴールドメッキ
錦帯橋と桜(ボトルケース)
今回の商品群は、日本橋三越本店という会場と、獺祭の酒蔵がある山口県岩国市の風景から着想を得ています。
会場のある日本橋と、岩国を象徴する錦帯橋は、いずれも日本三名橋に数えられる橋です。JOEKRは、この二つの橋のつながりを起点に、錦帯橋と桜の情景、獺祭を味わう時間を、銀盃・酒器・ボトルケース装飾・箸置きなどの意匠へと落とし込みました。
「本商品群は、季節の記憶や土地のつながりを酒器や木箱の中に残す、私たちにとって初めての試みです。日本酒を飲む時間に、風景や季節まで重ね合わせる楽しみを味わっていただけたら嬉しいです」(株式会社e-moer 代表取締役 金本晃司朗)。
【イベント限定】弘兼憲史氏の特別ラベルと連動した「錦帯橋と桜」シリーズ
会場では、漫画家・弘兼憲史氏の特別ラベルと連動した「錦帯橋と桜」シリーズを、イベント限定作品として販売しました。
本シリーズは、獺祭ボトルの特別ラベルに描かれた桜の情景と、獺祭の酒蔵がある山口県岩国市の錦帯橋の桜を重ねて制作したものです。ボトルケース装飾には、錦帯橋をモチーフにした金属パーツを採用し、銀製タイプと、真鍮に18金ゴールドメッキを施したタイプを用意しました。
桜モチーフの金属装飾は、Joe Watanabe(渡邊成)がデザインし、東京銀器・上川宗光氏が制作を担当しています。また、「錦帯橋と桜(箸置きセット)」は、錦帯橋をモチーフにした箸置きと、桜の木で作られた箸を組み合わせたセットとして販売されました。
実際の桜を原型にした「銀盃 桜」など、東京銀器の銀盃・銀爵を出品
銀盃 桜(GINPAI SAKURA)/作家:東京銀器 上川宗光
銀盃 朧(GINPAI OBORO)/作家:東京銀器 上川宗光
東京銀器による銀盃・銀爵シリーズでは、「銀盃 桜」「銀盃 朧」をはじめ、純銀製の酒器を出品・販売しました。
いずれも銀ならではの輝きや映り込み、手に取ったときの重みを生かした酒器です。日本酒を味わう器としての機能に加え、光や景色を受け止める工芸作品としての造形美も備えています。
なかでも「銀盃 桜」は、実際の桜を原型取りし、その形を純銀で表現した作品です。桜をモチーフにした装飾ではなく、自然の形そのものを写し取ることで、季節の情景を手元に残すような銀盃として仕立てました。
そのほか、東京銀器の職人がへら絞りの技術を用いて一つひとつ成形した銀盃、表面に刻んだ傷に金の痕跡を残した「銀盃 金痕」、薔薇と蝶の意匠を施した「銀盃 花蝶」、水面のような揺らぎを表現した「銀盃 水影」、信楽焼の器の内側に銀板を添わせた「銀盃 内景」、一体成形によるシルバー製の酒器「銀爵」なども展開しました。
陶芸家・茶人 山田翔太氏と東京銀器・上川宗光氏による、景色を映すおちょこ
陶芸家・茶人である山田翔太氏と、東京銀器・上川宗光氏によるコラボレーション酒器「おちょこ」
陶芸家・茶人である山田翔太氏と、東京銀器・上川宗光氏によるコラボレーション酒器「おちょこ」
「おちょこ No.1〜No.4」は、陶芸家・茶人である山田翔太氏と、東京銀器・上川宗光氏によるコラボレーション酒器です。山田氏が制作していた酒器に対し、Joe Watanabe(渡邊成)が器の底に凸型の純銀板を貼り付けるという発想を提案しました。
陶器の底に凸型の銀板を貼り付けることで、銀の面が周囲の光や景色を映し込み、器の中に外の景色が入り込む構造になっています。桜の木の下で酒を注ぐと器の内側に桜が映るように、飲む場所や季節によって異なる表情を楽しめる酒器です。
会場では「おちょこ No.1〜No.4」の4点を販売し、価格はいずれも165,000円(税込)です。今後は、山田翔太氏とのコラボレーション製品をProduced by JOEKRとして「うつつ(UTSUTSU)」という名称のブランドで展開していく予定です。
山田翔太氏プロフィール
山田翔太氏は、陶芸家・茶人。高校で陶芸と出会い、独学で作陶を始めました。2019年から銀座の百貨店や画廊を中心に個展を開催。遠州茶道宗家の直門で準師範「宗道」を拝受し、作陶と茶の湯の両面から活動しています。国内外で個展や茶会を行い、日本文化の魅力を発信しています。
https://ya-ma-shou.com/about/
会場で展開した商品ラインナップ
1. 【イベント限定販売】錦帯橋と桜シリーズ
錦帯橋と桜(ボトルケース) 銀作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:174,000円(税込)錦帯橋と桜(ボトルケース)真鍮・18金ゴールドメッキ 作家:東京銀器 上川宗光 素材:真鍮、18金ゴールドメッキ 価格:88,000円(税込)錦帯橋と桜(箸置きセット) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀・桜の木 価格:49,500円(税込)
2. 銀盃・銀爵シリーズ
銀盃 桜(GINPAI SAKURA) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:625,000円(税込)銀盃 朧(GINPAI OBORO) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:412,500円(税込)銀爵(GINSHAKU) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:500,000円(税込)
3. 銀盃・銀爵シリーズ
銀盃(GINPAI) 作家:東京銀器 素材:銀 価格:180,000円(税込)銀盃 金痕(GINPAI KINKON) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:180,000円(税込)銀盃 花蝶(GINPAI KACHO) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:160,000円(税込)
4. 銀盃・銀爵シリーズ
銀盃 水影(GINPAI MIZUKAGE) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:190,000円(税込)銀盃 内景(GINPAI NAIKEI) 作家:東京銀器 上川宗光 素材:銀 価格:180,000円(税込)
5. 当時会場でも紹介されたシグニチャーモデル
銀盃 竹林(GINPAI CHIKURIN) 作家:東京銀器 上川宗照 素材:銀 価格:825,000円(税込) ※東京銀器のシグニチャーモデル銀盃 夢(GINPAI YUME) 作家:東京銀器 上川宗智 素材:銀 価格:412,500円(税込) ※東京銀器のシグニチャーモデル
制作者・デザイナーコメント
東京銀器/上川宗光氏
日本酒の代名詞とも言える「獺祭」。その始まりは、山口の山奥にある小さな酒蔵でした。職人の勘だけに頼るのではなく、温度管理や発酵状態を徹底的に数値化・データ化。純米大吟醸の理想を追求し続けることで、世界中へ安定して高いクオリティを届けることを可能にしたのです。
「酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求めて」。
米を極限まで磨き、雑味を削ぎ落とした透明な味わいへと辿り着くその営みは、膨大な時間と労力を積み重ね、本質へと近づく求道そのものと言えます。
江戸時代から受け継がれてきた「東京銀器」もまた、幾度もの鎚打と研磨を経て、静かな光を宿す伝統工芸です。本作では、純銀の肌を一つのキャンバスに見立て、酒が立ち上がる瞬間の情景を刻み込みました。
杯を傾ければ、香りは空間へとほどけ、余韻は静かに伸びていく。その目に見えない流れを垂直のストロークに託し、獺祭が切り拓いてきた革新の歩みと、純銀に刻まれた手仕事の時間を一本の線で結びます。
酒と器。二つのこだわりが交差する時、そこに生まれる新しい風景をどうぞご体感ください。
陶芸家/山田翔太氏
獺祭の革新から着想を得て生まれた、風景を映す酒器。
陶器と東京銀器の技術を掛け合わせ、器の底に銀を貼り込みました。酒を注ぐと、その鏡面に外の世界が揺らぎながら現れます。桜、雲、空、街の光。飲むたびに、器の中に景色があらわれます。
日本酒を味わいながら、酒器の中の風景を味わう新しい体験。外へ持ち出し、美しい世界で日本酒を楽しむための今までにない酒器です。
岩国の自然のなかで、獺祭が切り開いてきた革新。
その精神に呼応して生まれましたこの酒器が、日本酒を新しい場所へ連れ出すきっかけになれば嬉しく思います。
デザイナー/渡邊成氏
山口県岩国市。
清らかな錦川の流れと、優美な五連の木造アーチ橋
錦帯橋。
春には桜が咲き誇り、自然の豊かさと、人の温かさが街全体に息づきます。
私が岩国で感じたのは、単なる景観の美しさではなく、土地と人が静かに調和している空気でした。
このデザインは、その岩国で生まれた獺祭の精神と重ね合わせて描きました。獺祭は1948年創業以来、伝統に敬意を払いながらも、枠にとらわれず革新を続ける姿勢。現場に行った際に感じた、酒米の磨きに限界を設けず、一人一人が常識を超えて挑戦する精神。
その思想に呼応するように、錦帯橋のアーチを象徴として箱の中央に据えながらも、意匠はあえて円環の外へと広がる構成としました。
橋も、桜も、川の流れも、枠の中に収まるのではなく、
外へ、未来へ、広がっていく。
それは、獺祭が“酒の概念”を押し広げてきたように、デザインもまた、既成の枠組みを越えていくという意思表示です。
観音扉の中央に配されるこの装飾は、単なる飾りではありません。岩国の自然、人の温もり、そして枠を超える挑戦の精神。
そのすべてを象徴する、静かな意志を感じ取って頂けますと幸いでございます。
今後の販売について
本作品群は、2026年5月13日(水)から5月26日(火)まで日本橋三越本店で開催されたPOP UP「アートと獺祭、獺祭とアート」で出品・販売されました。
今後は、銀盃・銀爵シリーズおよび山田翔太氏とのコラボレーション酒器を中心に、各商品の準備が整い次第、JOEKRの自社サイトおよびオンラインショップで紹介・販売を予定しています。
なお、弘兼憲史氏の特別ラベルと連動した「錦帯橋と桜」シリーズの木箱・箸置きは、今回のPOP UP会場限定で販売された商品です。
また、JOEKRでは、東京銀器の技術と現代デザインを掛け合わせた商品を、日本国内だけでなく海外にも届けていくことを目指しています。今後は、海外のバイヤーやギャラリー、セレクトショップとの接点づくりにも取り組み、日本の伝統工芸を現代のライフスタイルに合う商品として発信していきます。
JOEKRオンラインショップ:https://joekr-official.com/
開催概要
名称: アートと獺祭、獺祭とアート
会期: 2026年5月13日(水)〜5月26日(火)
会場: 日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
主催: 株式会社獺祭
https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/dassai_50
https://dassai.com/news/info/007501.html
銀師・上川宗光プロフィール
左)e-moer代表・金本晃司朗、右)銀師・上川宗光
1977年(昭和52年)、東京都台東区生まれ。銀職人の家に育ち、のちに兄弟全員が銀師となる中、幼い頃から「ものづくり」に親しむ。高校卒業後、父・二代目上川宗照に師事し、「鍛金」などの技法を学ぶ。なかでも「へら絞り」と呼ばれる立体成形を得意とし、日々の制作を通じて技の継承にも努めている。
自身が金属アレルギー体質であることから、素材や加工に独自の工夫を重ね、2021年には純銀製バングルでEQBC(一般社団法人金属アレルギー協会)グランプリを受賞。近年はジュエリーデザイナーらとの協業で、アクセサリーやカフスなど新たな銀の表現にも取り組んでいる。
また上川氏は、2025年に「MFUマイスター《技術遺産》」に認定された国内唯一の銀師。AI共創プロジェクト「GIF Techcraft」やTikTok発ブランドとの制作も担い、伝統技術と次世代カルチャーを結ぶ存在として注目されています。
Joe Watanabe(渡邊 成)プロフィール
e-moer Joe Watanabe(渡邊 成)
1998年、東京都杉並区生まれ。
株式会社e-moer共同代表。オートクチュールブランド「MAQUINN」のシェアホルダー兼デザイナーを務める。
パリでのソロショーをはじめ、パリ・インターコンチネンタルホテルでのコレクション発表、カタール「Four Seasons The Pearl-Qatar」でのショーケースイベントなど、国内外で活動を展開。中国女優ファン・ビンビンやアリアナ・グランデなど、著名人の衣装も手がけてきた。2022年、学生起業家の金本晃司朗とともに株式会社e-moerを設立し、ジュエリーブランド「JOEKR」を展開。伝統工芸と現代デザインをつなぐ新世代のデザイナーとして、国内外のブランドやアーティストとの協業を進めている。
有限会社日伸貴金属会社概要
会社名:有限会社日伸貴金属
代表者:代表取締役上川一男
所在地:東京都台東区三筋1-3-13伊藤ビル1階
設立:昭和39年10月23日
事業内容:貴金属宝飾品製品の製作及び販売
ウェブサイト:https://www.nisshin-kikinzoku.com/
e-moerについて
e-moerは、東京銀器を受け継ぐ日伸貴金属と協業し、伝統技術を現代デザインへとつなぐクリエイティブカンパニーです。代表の金本晃司朗と共同代表の渡邊成は、若い世代や国内外のカルチャーと伝統工芸を結び、銀器をより身近に楽しめる商品として発信しています。
今回のプロジェクトでは、東京銀器の技術、獺祭の酒文化、アーティストの表現を掛け合わせ、酒を味わう、贈る、飾る、体験するための商品づくりに取り組みました。
e-moer代表・金本晃司朗と渡邊成は、若い世代と伝統工芸のカルチャーをクロスさせ、国内の若い世代に限らず、世界に向けても発信していくことを使命としています。
株式会社e-moer会社概要
アクセサリー・シルバーウェアブランド「JOEKR」
会社名:株式会社e-moer
代表者:代表取締役金本晃司朗
所在地:東京都目黒区青葉台3-13-11スタジオゴーイングメリーB1F
設立:2022年6月
事業内容:アクセサリー・シルバーウェアブランド「JOEKR」の運営、貴金属製品のOEM・ODM受託、企画、デザイン、卸売、小売業、39 shisha & barの運営。
URL:https://www.joekrjewelry.com/
オンラインショップ:https://joekr-official.com/
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:イベント
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