サンシャイン水族館いきものディスカバリー通信vol.27*5月20日は「世界計量記念日」サンシャイン水族館で暮らす生き物たちの体重測定とその裏で光る飼育スタッフの生き物へのケア
サンシャイン水族館は5月20日の「世界計量記念日」に合わせ、カワウソやアシカなどの生き物の体重測定と、その裏側にある飼育スタッフの取り組みを公開した。健康管理に不可欠な体重測定をストレスなく行うため、生き物が自発的に行動するよう促す「ハズバンダリートレーニング」を導入。約1ヶ月から数ヶ月かけて徐々に慣れさせることで、安全かつ正確な測定を実現し、病気の早期発見や適切な給餌管理に役立てている。
📋 記事の処理履歴
- 📰 発表: 2026年5月18日 21:00
- 🔍 収集: 2026年5月18日 12:31
- 🤖 AI分析完了: 2026年5月18日 12:52(収集から20分後)
## サンシャイン水族館いきものディスカバリー通信vol.27*5月20日は「世界計量記念日」
5月20日(水)当日にはカワウソなどの体重測定も実施予定!
2011年の全館リニューアルから今年で15周年を迎えるサンシャイン水族館(東京・池袋)では、約550種23,000点の生き物を展示しています。その生き物たちが元気に過ごすために、飼育スタッフによる日々の健康管理は欠かせません。多種多様な生き物がいるように、その健康管理の手段もさまざまです。
今回のディスカバリー通信では、 5月20日の「世界計量記念日」*に合わせて、サンシャイン水族館で暮らす生き物たちの健康管理の取り組みをご紹介します。カワウソ、アシカ、ペンギン、爬虫類など、さまざまな生き物たちの体重をどのように量り、体調管理をしているのか。普段は見ることのできない飼育の裏側を通じて、生き物たちの健康と命を守る飼育スタッフの地道な取り組みをお届けします。
*世界計量記念日とは…1875年5月20日に度量衡(どりょうこう)の国際的な統一を目的としたメートル条約が締結されたことを受けた記念日。
■乗るだけ、は当たり前じゃない。体重測定の意味と裏側
体重測定は、病気の早期発見・早期治療に不可欠な健康管理の基本です。
日々の数値変化から、肥満や疾患の兆候を読み取り、与えるエサの栄養管理の最適化や、適切な治療のための投薬量の算出、適正な成長の促しや繁殖の基礎データの収集などに役立ちます。
体重測定は生き物にほとんど負荷をかけることなく健康状態を把握することができます。それ自体を日常の中に取り入れることで、飼育下では、わずかな体重の増減が体調の変化を示す指標となるため、定期的な体重測定をはじめとする日々の健康管理が何よりも大切となります。
しかし、生き物たちの体重測定は簡単なものではありません。
体重計という見慣れない物体に警戒して近づかない、乗っても動きまわって数値が安定しない、他の個体が一緒に乗ってしまう…など、さまざまな課題が生じるため、工夫をしながらの測定が必要になります。
そこで、多種多様な生き物たちの体重測定をするにあたって特別な測定道具の使用や、 「ハズバンダリートレーニング」と呼ばれる方法を取り入れています。
### 飼育スタッフと生き物との接し方の重要性!ハズバンダリートレーニングとは?
生き物ごとに体重の測定方法は異なり、生き物の種類や体の大きさにあわせた専用の道具や、体重計を利用します。しかし、生き物たちにとって体重計は本来見慣れない物体。体重計をいきなり生き物たちの生活スペースに置いてしまうと、警戒して近寄ってきてくれません。飼育スタッフが捕まえて乗せることもできますが、そもそも捕まえられることに抵抗があったり、体重計に乗せることができてもジタバタ動いたりと、正確な数値を量ることは困難です。
そのため、まずは生き物たちに「体重計」というものに慣れてもらうところから始め、次に体重計に生き物たち自ら乗ってもらうための行動を引き出すことが必要となります。「ハズバンダリートレーニング」では、生き物たちにストレスをかけずに自発的な行動を伸ばしていきながら、お互い安全に体重測定や触診、治療などの健康管理を行うことを目指しています。
トレーニングでは飼育スタッフが望む、生き物にしてほしい行動をしやすいように環境を整えてあげ、その行動が出た際に、生き物に「OK」を伝え続けていきます。望む行動が増えることで、例えば、生き物が体重計(台)に乗ってくれるようになります。そうなれば、お互い安全に容易に、ストレスが低い状況で体重を量ることができるようになります。種や個体、環境によって異なりますが、約1ヶ月~数ヶ月かけて、少しずつトレーニングをしていくことが成功への秘訣です。
ハズバンダリートレーニングは体重測定のほか、口の中や足指の間など見えにくい場所のチェックや体温測定にも役立ちます。採血やレントゲン撮影などもできるようになれば、麻酔をかけることなく診断ができ、生き物にとっても心身の負担を軽減できる大切なトレーニングです!
### 《カワウソの体重測定》
コツメカワウソの体重は約3~4キロで、適正な体重は個体ごとに異なり、年齢や運動量、季節によっても変動します。週に1回は体重を測定することでエサの量を調整し、適正な体重を維持していきます。
コツメカワウソの体重測定では、①体重計を怖がらない ②体重計に乗る ③体重計の上で静止する、という3つのポイントを少しずつクリ
5月20日(水)当日にはカワウソなどの体重測定も実施予定!
2011年の全館リニューアルから今年で15周年を迎えるサンシャイン水族館(東京・池袋)では、約550種23,000点の生き物を展示しています。その生き物たちが元気に過ごすために、飼育スタッフによる日々の健康管理は欠かせません。多種多様な生き物がいるように、その健康管理の手段もさまざまです。
今回のディスカバリー通信では、 5月20日の「世界計量記念日」*に合わせて、サンシャイン水族館で暮らす生き物たちの健康管理の取り組みをご紹介します。カワウソ、アシカ、ペンギン、爬虫類など、さまざまな生き物たちの体重をどのように量り、体調管理をしているのか。普段は見ることのできない飼育の裏側を通じて、生き物たちの健康と命を守る飼育スタッフの地道な取り組みをお届けします。
*世界計量記念日とは…1875年5月20日に度量衡(どりょうこう)の国際的な統一を目的としたメートル条約が締結されたことを受けた記念日。
■乗るだけ、は当たり前じゃない。体重測定の意味と裏側
体重測定は、病気の早期発見・早期治療に不可欠な健康管理の基本です。
日々の数値変化から、肥満や疾患の兆候を読み取り、与えるエサの栄養管理の最適化や、適切な治療のための投薬量の算出、適正な成長の促しや繁殖の基礎データの収集などに役立ちます。
体重測定は生き物にほとんど負荷をかけることなく健康状態を把握することができます。それ自体を日常の中に取り入れることで、飼育下では、わずかな体重の増減が体調の変化を示す指標となるため、定期的な体重測定をはじめとする日々の健康管理が何よりも大切となります。
しかし、生き物たちの体重測定は簡単なものではありません。
体重計という見慣れない物体に警戒して近づかない、乗っても動きまわって数値が安定しない、他の個体が一緒に乗ってしまう…など、さまざまな課題が生じるため、工夫をしながらの測定が必要になります。
そこで、多種多様な生き物たちの体重測定をするにあたって特別な測定道具の使用や、 「ハズバンダリートレーニング」と呼ばれる方法を取り入れています。
### 飼育スタッフと生き物との接し方の重要性!ハズバンダリートレーニングとは?
生き物ごとに体重の測定方法は異なり、生き物の種類や体の大きさにあわせた専用の道具や、体重計を利用します。しかし、生き物たちにとって体重計は本来見慣れない物体。体重計をいきなり生き物たちの生活スペースに置いてしまうと、警戒して近寄ってきてくれません。飼育スタッフが捕まえて乗せることもできますが、そもそも捕まえられることに抵抗があったり、体重計に乗せることができてもジタバタ動いたりと、正確な数値を量ることは困難です。
そのため、まずは生き物たちに「体重計」というものに慣れてもらうところから始め、次に体重計に生き物たち自ら乗ってもらうための行動を引き出すことが必要となります。「ハズバンダリートレーニング」では、生き物たちにストレスをかけずに自発的な行動を伸ばしていきながら、お互い安全に体重測定や触診、治療などの健康管理を行うことを目指しています。
トレーニングでは飼育スタッフが望む、生き物にしてほしい行動をしやすいように環境を整えてあげ、その行動が出た際に、生き物に「OK」を伝え続けていきます。望む行動が増えることで、例えば、生き物が体重計(台)に乗ってくれるようになります。そうなれば、お互い安全に容易に、ストレスが低い状況で体重を量ることができるようになります。種や個体、環境によって異なりますが、約1ヶ月~数ヶ月かけて、少しずつトレーニングをしていくことが成功への秘訣です。
ハズバンダリートレーニングは体重測定のほか、口の中や足指の間など見えにくい場所のチェックや体温測定にも役立ちます。採血やレントゲン撮影などもできるようになれば、麻酔をかけることなく診断ができ、生き物にとっても心身の負担を軽減できる大切なトレーニングです!
### 《カワウソの体重測定》
コツメカワウソの体重は約3~4キロで、適正な体重は個体ごとに異なり、年齢や運動量、季節によっても変動します。週に1回は体重を測定することでエサの量を調整し、適正な体重を維持していきます。
コツメカワウソの体重測定では、①体重計を怖がらない ②体重計に乗る ③体重計の上で静止する、という3つのポイントを少しずつクリ
よくある質問
なぜ水族館で生き物の体重を測る必要があるのですか?
病気の早期発見・早期治療のためです。体重変化から肥満や疾患の兆候を読み取り、エサの量や投薬量を適切に算出するほか、繁殖データの収集にも役立てます。
ハズバンダリートレーニングとはどのようなものですか?
生き物にストレスをかけず、受診や治療などの健康管理に自発的に協力してもらうための訓練です。望ましい行動をした際に褒めることで、自ら体重計に乗るなどの行動を引き出します。
体重測定のトレーニングにはどのくらいの期間がかかりますか?
生き物の種類や個体、環境によって異なりますが、一般的に約1ヶ月から数ヶ月かけて少しずつステップアップしながら進められます。
体重測定以外にトレーニングが役立つ場面はありますか?
口の中や足指のチェック、体温測定、採血、レントゲン撮影など、麻酔をかけずに診断や処置を行う際、生き物の心身の負担を軽減するために非常に重要です。
カワウソの体重測定における工夫は何ですか?
「体重計を怖がらない」「自ら乗る」「上で静止する」という3つのポイントを段階的にクリアするようトレーニングを行い、個体ごとの適正体重の維持に努めています。