ワコール、新技術の研究開発拠点「Melooopラボ」を開設

ワコールが持続可能な3D成型技術「Melooop」の専用ラボを京都に開設し、非アパレル分野(自動車等)への進出を本格化。
製造技術・新事業開発NQ 87/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月27日 18:00
  • 🔍 収集: 2026年5月27日 09:57
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(株)ワコールホールディングスの子会社である(株)ワコール(本社:京都市、代表取締役社長執行役員:川西啓介、以下ワコール)は、2026年5月、新技術「Melooop(メループ)」の研究開発拠点として「Melooopラボ」(京都市南区)を開設しました。

同ラボは、「Melooop」の研究開発および用途開発を推進する拠点であり、社内外パートナーとの共創を通じて社会実装を加速する役割を担います。今後は、自動車産業資材をはじめ、多様な分野への展開を推進します。

■「Melooopラボ」の役割

「Melooop」は、ワコールが開発した新技術でモノマテリアル、低廃棄、金型不要といった特長を持ちます。これまでワコールブランド「CW-X」の高校生向けスポーツブラ用ブラカップなどに活用してきたほか、ファッション領域では「doublet」との協業により、2026年春夏パリ・ファッションウィークにおいて本技術を用いた作品を発表するなど、用途の広がりを見せています。「Melooopラボ」では、こうした技術特性を生かし、研究開発に加えて、新たな用途の検討や試作、社内外との共創を実現します。

■技術の他分野展開

ワコールは上記で示したインナー・アパレル用途にとどまらない他分野への用途を開発しています。なかでも自動車分野は、軽量化や多様な部材設計への対応が求められる領域であり、本技術の特長を生かせる分野の一つとして用途開発を進めています。今後は、産業資材への転用も検討していきます。

■今後の展望
「Melooopラボ」を起点に、他分野での用途開発を進め「Melooop」の社会実装を実現します。持続可能性と機能性を両立する素材技術として、新たな価値創出と事業領域の拡大につなげてまいります。

現在、大小2台の機械が稼働中で、年内には計4台体制への拡充を計画小型設備では「CW-X」の高校生向けスポーツブラ用ブラカップの量産展開を開始

【参考情報】

<Melooopラボ 所在地>

京都府京都市南区吉祥院西ノ庄淵ノ西町20-3

<「Melooop」の概要>

ワコールの人間科学研究開発センターが開発した新技術「Melooop」は不織布をつくる手法のひとつであるメルトブロー法で立体物を作製する技法です。メルトブロー法とは、原料となる樹脂を熱で溶かして紡糸ノズルから押し出し、高速の熱風で引き伸ばすことで極細繊維化し、同時に繊維同士が熱融着することで接着剤などを使用することなく、不織布をつくることができます。

<「Melooop」の特長>

① ポリウレタンやポリ乳酸など、モノマテリアル(単一素材)のため、リサイクルがしやすい

② 繊維を吹き付けることで立体物を成型するため、廃棄材料が少ない

③ 原料に染料や顔料を加えることで着色が可能なため、染色工程が不要

④ 3Dプリンタで制作した型に吹き付けるため、金型が不要で、小ロット生産に適している

<ワコール人間科学研究開発センターについて>

ワコール人間科学研究開発センターは、1964年に設立されたワコールが持つ研究機関で、からだを「美」「快適」「健康」の視点から科学的に研究しています。ここで約60年にわたり蓄積されたデータは、私たちの事業の礎であり、新製品開発への活用はもとより、品質向上やビジネス領域拡大の出発点です。近年では、からだとこころの関係を紐解くことで、生活者のニーズやインサイトを満たす「魅力的な製品やサービスコンセプト」の提案や新材料・新技術の研究開発を行っています。