TSI×吉藤オリィ×武藤将胤の共同開発「MOVE WEAR」の記者発表会を開催

TSIホールディングスは、オリィ研究所の吉藤オリィ氏、ALS患者の武藤将胤氏と共同開発したユニバーサルデザインウェア「MOVE WEAR」第2弾の記者発表会を開催した。初の販売品となる「MA-1ベスト」等を受注販売し、収益一部をALS研究へ寄付する。
新製品NQ 78/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年6月10日 01:32
  • 🔍 収集: 2026年6月9日 16:51
  • 🤖 AI分析完了: 2026年6月10日 20:18(収集から27時間26分後)
株式会社TSIホールディングス(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長CEO:下地 毅)は、難病や重度の障がいなどで外出困難な方が自宅にいながら遠隔操作で接客を行う分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」の開発・提供を手掛ける株式会社オリィ研究所の所長で発明家の吉藤オリィ氏(以下、オリィ氏)が開発を進めているロボットアームに装着する「服」を中心としたユニバーサルデザインウェア「MOVE WEAR」プロジェクト第2弾の記者発表を6月8日(月)、本社役員会議室にて開催いたしました。

オリィ氏が長年の盟友であるALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の武藤将胤氏(以下、武藤氏)のために開発したロボットアームに着用させる服を中心に、武藤氏がプロデュースし、6月20日(土)にEX THEATER ROPPONGIにて開催される「MOVE FES 2026」に出演する際に着用するユニバーサルデザインの衣装を製作する「MOVE WEAR」プロジェクトの第2弾で、2024年11月に渋谷にて開催された「MOVE FES2024」で提供したユニバーサルデザインの衣装をアップデートし、さらに今回は初の販売品としての開発も、ブランドを超えた社内プロジェクトとして、武藤氏とともに企画デザインをチームで行い、社会課題に取り組みました。

記者発表当日は、ナチュラルビューティーベーシックセクションの「NAVYNAVY(ネイビーネイビー)」のデザイナー藤田裕美、縫製を担当した修理工房「ReSew(リソウ)」の本多祐介も登壇し、「MOVE WEAR」を着用した武藤氏とともにユニバーサルデザインおよび機能性について説明いたしました。

今回のデザインのコンセプトは「MOVE FES2026」のテーマの 「THANKS X RESPECT. 感謝と尊敬の10年。」から発想を得た”X_CONNECT“で、10年間の軌跡と未来への挑戦が交差し、武藤氏を中心に人々やテクノロジー、想いがコネクトするというイメージで、ナイロンパーカは、人工ロボットアームのバッテリー熱がこもってしまうという課題に対応するため、熱を逃がしやすいメッシュ素材を随所に取り入れ、人工ロボットアームを使ってフードを簡単に着脱できるよう、フードの左右にX型のフック用ループを取り付けています。袖口のリブは袖のずり落ちを防ぐ機能を兼ね備え、ステージ映えを追求し、LEDテープをクロス状に袖に配置。フードの内側にはテーマカラーである赤と青のLEDテープを配しています。LEDテープが光ることでステージ映えする衣装に仕上がりました。

また、パーカの下に着用するMA-1ベストはナイロンツイル素材を使用。箱ポケットやラジエーターポケット、配線タブなど本格的なフライトジャケット仕様で、着脱のしやすさに配慮し、両脇にはオープンファスナーを採用。握力の強弱に関わらず操作しやすいように、引手にはリング状のユニバーサルデザインを取り入れました。前身頃には上下どちらからでも開閉できる逆開きファスナーを採用し、車いすに座った状態でも裾幅を調整しやすく、ジェンダー仕様なので男女問わず、快適に着用できる仕様になっています。

さらに、今回はオリィ研究所が開発し、武藤氏が使いこなしている視線入力システム、オリヒメアイプラススイッチを使い、武藤氏がアイデザインしたグラフィックをモチーフにオリジナルワッペンも制作。マグネットを布でくるみ、好きなところに好きなワッペンを付けることが可能です。

一昨年は「MOVE FES」当日のみのユニバーサル仕様の衣装提供でしたが、今回はMA-1ベストと各種オリジナルワッペンを商品化し、6月20日より「MOVE FES2026」の会場内、および武藤氏が代表理事を務めるWITH ALSのブランド“01 BORDERLESS WEAR”のオンラインサイトで受注を受け付けます。

MA-1ベストは税込44000円、オリジナルワッペンは1枚税込3000円。
※MA-1ベストは受注生産販売のため、発送は2026年11月頃予定です。

販売先:MOVE FES会場およびWITH ALS「01 BORDERLESS WEARオンラインサイト」

デザインを共同で担当した武藤氏は「“01 BORDERLESS WEAR”は、障がいの有無を越えて、すべての人が快適にかっこよく着られる服を提案するブランドです。服を一方的に与えられるものではなく、自分の状態や感覚に合わせて選び、変えられるものとして提案しています。TSIホールディングスに企画・提供していただいた今回のMOVE WEARも「01 BORDERLESS WEAR」で販売させていただきますが、服を売ることだけを目的とするのではなく、表現、研究支援、社会参加を循環させるチャリティーブランドとして、収益の一部は、ALSの治療方法研究開発費用として寄付しています。ファッションは、自分の個性を象徴する大切なアイコンです。日々、ALSとの闘病を続けていますが、どんな治療よりも気持ちを前向きにさせてくれるのがファッションです。MA-1ベストは本格的仕様でデザインもおしゃれで障がい者だけでなく、誰もがファッションとして楽しめるアイテムに仕上がっているので、一人でも多くの方に着ていただき、ファッションを楽しんでもらいたいです。」と視線入力装置を通して語りました。

吉藤オリィ氏はこのプロジェクトについて「われわれは”人類の孤独の解消“ということをテーマにさまざまなテクノロジー開発を20年ほど続けています。私はALSという病気に出会って13年、武藤と一緒に取り組み始めて10年になります。ALSという病気は進行性で、身体はどんどん動かなくなっていくのですが、そこにテクノロジーが補完されることによって身体的な機能や表現というものを維持し続けることができるかもしれないと思い、視線入力や人工ロボットアームを使って、彼がずっとやりたいと願っていた身体を拡張し続けるDJイベント「MOVE FES」を10年近く続けています。一昨年にスタートした、TSIホールディングスとともに開発をしている「MOVE WEAR」は武藤の動きを取り戻すプロジェクトです。武藤が視線入力やテクノロジーを使ってDJ中に手を大きく上げたり振ったりする。

そして、それは”服を着る“ということによって本当にその人の動きに見えてきますし、本人も自分の意思通りに動いているのならば、それは本当の武藤の動きといっても過言ではないでしょうか。これによってどのように周りからの見え方が変わってくるのか、そういったことを解き明かす大きなプロジェクトでもありますし、ファッションによって周りからの扱われ方、自分で自分をどう認識するか、人としての尊厳への大いなる挑戦であるとわれわれは考えています。今回 、TSIホールディングスの皆さまと一緒に開発している新しい「MOVE WEAR」をまとった武藤がどういった身体表現をするのか、そういったところにぜひ注目いただけると嬉しいと思っております。」と思いを述べられました。

よくある質問

MOVE WEARとは何ですか?

難病などで外出困難な方向けの分身ロボット「OriHime」開発者の吉藤オリィ氏と、ALS患者の武藤将胤氏、TSIホールディングスが共同開発した、ロボットアームに装着する服を中心としたユニバーサルデザインウェアです。

MOVE WEAR第2弾で販売される商品は何ですか?

両脇が開き着脱しやすい本格的仕様の「MA-1ベスト」(税込44,000円)と、マグネットで装着できる「オリジナルワッペン」(税込3,000円)が受注販売されます。

MOVE WEARはどこで購入できますか?

6月20日開催の「MOVE FES2026」会場内、および武藤氏が代表を務めるWITH ALSのブランド「01 BORDERLESS WEAR」のオンラインサイトで受注を受け付けています。

MA-1ベストのユニバーサルデザインとしての工夫は何ですか?

車いすでも裾幅を調整しやすい逆開きファスナーや、握力が弱くても操作しやすいリング状の引手、両脇のオープンファスナーなどを採用しています。

MOVE WEARの収益はどうなりますか?

表現、研究支援、社会参加を循環させるチャリティーブランドとして、収益の一部はALSの治療方法研究開発費用として寄付されます。