eモビリティ、産業機器のモータ小型化・高出力化に向けた評価システム 東陽テクニカ製・オールインワン負荷モータトルク試験ベンチ「TSB DRIVEシリーズ」を販売開始

東陽テクニカがeモビリティ等向けに、小型・中型モータの性能を精密に評価する新試験ベンチを発売。
電気機器,自動車,産業機械NQ 81/100出典:prnews

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  • 📰 発表: 2026年3月28日 16:05

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、東陽テクニカ製・モータ性能を評価するオールインワンモータトルク試験ベンチ「TSB(Toyo Smart Bench)シリーズ」の新モデルで、小型から中型のモータを対象に力行(りきこう)・回生試験に対応する「TSB DRIVEシリーズ」として、「TSBD2000」、「TSBD1000」、「TSBD500」の全3機種を、2026年3月27日に販売開始いたします。

「TSBD2000」イメージ

【 背景/概要 】

「TSB DRIVEシリーズ」では、空調設備、小型のモビリティ・産業用機械などに用いられる1.5kW~5.0kWまでの小型から中型のモータのトルク試験を対象として、モータの加速・駆動を計測する力行試験に加え、モータの減速時に発電する電力を回収する回生試験への対応も標準化いたします。回生エネルギーの活用はエネルギー効率の向上、航続距離の伸長、システム寿命の改善などに直結します。さらに、応答性に優れた負荷モータを採用し、負荷装置の慣性を同クラス比で最大8分の1に低減、また、負荷モータへ250µs(マイクロ秒)周期でリアルタイム負荷指令することで、より実機に近い負荷試験が可能となりました。開発から制御設計の検証、出荷検査まで、さまざまな工程において効率的に試験が可能です。

新モデルの発売により、空調設備、小型のモビリティ・産業用機械などの開発において、モータの小型化・高出力化に向けた評価試験をより一層支援いたします。

eモビリティ分野や産業機器分野を中心に電動化がより一層進展し、モータおよびインバータの一層の小型化、高出力化、高効率化が求められる中、東陽テクニカは2022年3月に、トルク・回転数・効率測定などに必要な機器を一式セットにしたモータトルク試験ベンチとして「TSBシリーズ」を開発し、提供を開始しました。以降、ユーザーのニーズに応じたカスタマイズを行いながら製品・ソリューションを提供するとともに、幅広いモータトルク試験に対応できるよう機能の標準化を図り、製品ラインアップを拡充しています。

今後も「TSBシリーズ」を通じてモータ性能評価の幅をさらに拡げ、より容易かつ効率的に実施できる環境を提供することで、加速する電動市場におけるモータ性能向上、および先進モビリティ技術の研究・開発に貢献してまいります。

【 「TSB DRIVEシリーズ」の主な特長 】

1.モータトルク計測に必要なアイテムをオールインワンで提供

1.5kW~5.0kWの小型~中型モータ評価に対応。トルク計、負荷モータ、制御盤、負荷制御・計測ソフトウェア、ベンチ治具、安全装置、計測器ワゴン含むオールインワンシステムで、導入後すぐに評価開始を実現。

2.一回転中のトルク・速度変動負荷を再現(モータ仕様による)

応答性に優れた負荷モータを採用し、同クラスのブレーキ負荷比で、最大 “1/8 の低慣性” を実現。また、負荷モータへ250µs周期でリアルタイム負荷指令することで、より実機に近い負荷試験が可能。

3.電力計や温度ロガーとも接続し、1つのソフトウェアで幅広い試験に対応

負荷モータの制御と計測機能を1つのソフトウェアに統合。

T‑N(トルク–回転数)特性、T‑I(トルク–電流)特性、モータ効率測定など、幅広い試験に活用可能。

4.開発初期から出荷検査まで幅広い工程に対応

多様な運転モードに対応し、以下の試験運用をサポート。

・自動試験(任意パターン)

・モニター試験(マニュアル)

・耐久試験
・OK/NG 判定機能など

「TSBDシリーズ」システム使用例:モータ効率測定

【 製品データ 】

■システム仕様

※ppr:pulses per revolution:1回転あたりのパルス数

■対応試験メニュー

・T‑N 特性

・T‑I 特性

・モータ効率測定

・温度上昇試験

・拘束負荷試験

・誘起電圧測定

・ロストルク測定 など

■測定項目

・トルク、回転数、電力、電流、電圧、効率、温度、CAN など

■負荷制御モード

・トルク制御、回転数制御、位置制御、電流制御

【 製品情報 】

・製品名:オールインワン負荷モータトルク試験ベンチ「TSB(Toyo Smart Bench) DRIVEシリーズ」

「TSBD2000」、「TSBD1000」、「TSBD500」

・発売日:2026年3月27日

・販売価格:要お見積り

<株式会社東陽テクニカについて>

東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。その事業分野は、脱炭素/エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティ、ライフサイエンス、量子ソリューションなど多岐にわたり、クリーンエネルギーや自動運転の開発などトレンド分野への最新計測ソリューションの提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資や M&A による成長戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。

株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

よくある質問

「TSB DRIVEシリーズ」とはどのような製品ですか?

「TSB DRIVEシリーズ」は、東陽テクニカ製のオールインワンモータトルク試験ベンチで、eモビリティや産業機器などに用いられる1.5kW~5.0kWの小型から中型のモータの性能評価を目的としています。モータの加速・駆動を計測する力行試験に加え、減速時に発電する電力を回収する回生試験にも標準対応しています。

「TSB DRIVEシリーズ」はいつから販売されますか?また、どのようなモデルがありますか?

「TSB DRIVEシリーズ」は2026年3月27日に販売開始されます。モデルは「TSBD2000」、「TSBD1000」、「TSBD500」の全3機種が提供されます。

「TSB DRIVEシリーズ」の主な特長は何ですか?

主な特長は、モータトルク計測に必要なアイテムをオールインワンで提供すること、応答性に優れた負荷モータにより実機に近い負荷試験が可能であること(同クラス比で最大1/8の低慣性、250µs周期のリアルタイム負荷指令)、電力計や温度ロガーとも接続し1つのソフトウェアで幅広い試験に対応すること、そして開発初期から出荷検査まで多様な工程に対応できることです。

「TSB DRIVEシリーズ」はどのような用途やモータの評価に適していますか?

空調設備、小型のモビリティ・産業用機械などに用いられる1.5kW~5.0kWの小型から中型のモータの評価に適しています。特に、モータの小型化・高出力化に向けた評価試験を効率的に支援します。

「TSB DRIVEシリーズ」で実施できる主な試験メニューは何ですか?

T-N特性、T-I特性、モータ効率測定、温度上昇試験、拘束負荷試験、誘起電圧測定、ロストルク測定など、幅広い試験メニューに対応しています。