自動車等向け再生プラスチックの安定供給体制構築を目指し、9社が「再生プラスチック集約拠点」の実装に向けたFSを開始

三菱ケミカル、三菱電機など9社は、環境省の支援のもと、自動車等の高品質再生プラスチック安定供給体制の構築に向けたフィージビリティスタディを開始。デジタル・AIによる高度選別やトレーサビリティ基盤を活用し、2027年2月までにリサイクルモデルの確立を目指す。
調査NQ 87/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月22日 20:00
  • 🔍 収集: 2026年5月22日 11:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月22日 11:46(収集から15分後)
三菱ケミカル株式会社、高俊興業株式会社、東港金属株式会社、リファインバース株式会社、三菱電機株式会社、株式会社digglue、日本ポリプロ株式会社、株式会社ロンビック、および協力会社として参画するトヨタ自動車株式会社の9社は、自動車等向けに利用可能な高品質再生プラスチックの安定供給体制の構築を目指し、使用済みプラスチックの回収・選別・再生原料化・再生プラスチックの材料設計・トレーサビリティを一体的に検証するフィージビリティスタディ(実現可能性調査、以下、「FS」)を開始します。本FSは環境省が実施する「令和7年度補正予算 自動車等向け再生プラスチック安定供給体制の構築のためのFS事業」に採択されたものです。

近年、自動車分野では欧州を中心に再生材利用の規制強化が進んでおり、高品質な再生材の安定供給体制の構築が求められています。一方で、日本においてはまだそのような体制が整っておらず、自動車製造において再生プラスチックの活用はほとんど行われていません。そこで9社は、デジタル技術・AIを活用して使用済みプラスチックの高度選別やトレーサビリティ確保を実現する「再生プラスチック集約拠点」を構築し、選別されたプラスチックを余すことなく再資源化し、高品質な再生プラスチックを供給する事業モデルの確立を目指します。本FSでは、その初期検証として各社で連携して実現可能性調査を行います。

本FSの概要

2027年2月までの期間で、以下を行います。

(1)使用済みプラスチックの高度選別工程におけるデジタル技術/AIの導入コンセプトの具体化
(2)自動車向け要求品質を満たすマテリアルリサイクル材の利用可能性調査
(3)マテリアルリサイクルに適さない使用済みプラスチックのケミカルリサイクルでの利用可能性調査
(4)トレーサビリティ確保のためのデータ連携要件整理
(5)経済合理性の評価や再生プラスチック供給量拡大効果の推計
(6)段階的導入に向けた実装ロードマップ作成

本FSの特徴

1. 動静脈連携による一体型サプライチェーン
本事業では、使用済みプラスチックの回収・選別を担う静脈側事業者と、材料設計・コンパウンド・需要家への提供を担う動脈側事業者が連携します。これにより、再生材の品質、量、コスト、由来証明を一体的に検討します。

2. 高度選別と材料設計の組み合わせ
使用済みプラスチックの高度選別技術と、再生プラスチックの材料設計技術を組み合わせることで、自動車等で要求される高い品質に対応する再生材の開発を進めます。

3. マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの最適活用
マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルのそれぞれに適する原料の振り分けを行うことで、使用済みプラスチック全体の資源価値を最大化するモデルを検討します。

4. トレーサビリティによる信頼性向上
トレーサビリティ基盤を活用し、原料由来、選別・再生原料化工程、再生材含有率、環境価値等の可視化を進めます。これにより、需要家が安心して使用できる再生プラスチック供給体制の構築を目指します。

よくある質問

このフィージビリティスタディに参加している企業は?

三菱ケミカル、高俊興業、東港金属、リファインバース、三菱電機、digglue、日本ポリプロ、ロンビックの8社に加え、協力会社としてトヨタ自動車が参画しています。

この事業の目的は?

自動車製造において再生プラスチックの活用が進んでいない現状に対し、高度選別やトレーサビリティを統合した「再生プラスチック集約拠点」を構築し、高品質な再生材の安定供給体制を確立することです。

調査期間は?

2027年2月までを期間としています。

本調査の主な特徴は?

静脈(回収・選別)と動脈(材料設計・供給)の連携、デジタル・AI活用による高度選別、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの最適振り分け、データ連携によるトレーサビリティの確保です。

どこの省庁の事業に採択されたものですか?

環境省の「令和7年度補正予算 自動車等向け再生プラスチック安定供給体制の構築のためのFS事業」に採択されています。