東京建物株式会社と東急不動産株式会社は、事業パートナーとして、施行者である独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)とともに推進している「北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業」(東京都港区、以下「本事業」)について、2026年6月1日に着工し、本日起工式が執り行われたことをお知らせします。
本事業は、東京都の「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」の一環として、特定緊急輸送道路である青山通りの沿道と都営住宅跡地との一体的なまちづくりによって、建物の耐震化と併せて広大な緑地空間の整備や文化・流行の発信拠点を形成するものです。
本事業では、延床面積において青山地域最大規模の高層建築物となる地上38階・延床面積約178,000㎡の事務所・ホテル・商業施設等で構成される「B-1街区」と、地上3階・延床面積約2,000㎡の商業施設「B-2街区」を整備するとともに、約1haとなる広大な「樹林帯」を先行地区と併せて整備します。
なお、本事業は、UR都市機構を施行者とし、東京建物(代表企業)および東急不動産を事業パートナーとする、事業パートナー制度が採用されています。事業パートナーは、保留床の取得、事業推進に加え、入居企業誘致活動や施設建築物全体の管理運営計画策定を通じて本事業を推進しています。また、東京建物は、ホテル部分においては、ホテル運営事業者にも選定され事業推進を担います。さらに、「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」の先行地区にあたる民活事業においても、代表企業として事業推進と竣工以降の管理運営を行っています。
こうした一連の取り組みを通じて、青山の地域資源を生かした文化・流行の発信拠点を創出し、地域の皆さまにとって誇りとなり、訪れる皆さまにも愛されるまちづくりを進めてまいります。
● 青山のにぎわいの中心に約1haの「樹林帯」が誕生
本事業の外構部では、表参道駅および外苑前駅至近の希少な立地の中で、約1haに及ぶ広大な「樹林帯」(先行地区を含む)を整備します。
「樹林帯」の植栽配置や樹種の選定は、先行地区と同様に株式会社ランドスケープ・プラスがデザイン監修を担い、現地での生態調査や文献による環境調査を実施し、青山地域特有の自然環境を把握した上で、在来種を基本とした四季の変化に富んだ植栽計画となっています。青山特有の自然環境を踏まえた「樹林帯」を整備することで、明治神宮や赤坂御用地等の周辺大規模緑地の中継点として生態系ネットワークの一端を担い、生物多様性向上に寄与することを目指しています。
なお、先行地区では、100年先を見据えた「樹林帯」育成指針にて中長期の目標を定めた上で、生態系調査などを毎年実施しており、得られた情報や専門家からの助言等を、管理計画に生かしています。また、地域の小学校や商店会等と連携したイベントや日本文化に関わる取り組みを竣工当初から数多く実施しており、「樹林帯」の空間が人々の交流の場に活用されています。本事業で創出する「樹林帯」が、事務所で働く人々の休息・気分転換や四季等の自然を感じながら働く場として機能するだけでなく、さらに広大な「樹林帯」が拡がることで、先行地区で実績のある文化・芸術活動等の様々なイベントが拡大し、働く人々と地域住民や周辺企業との交流を行う場にも寄与する「樹林帯」となります。また、都市における街路樹や緑地帯の減少や、木陰の縮小による気温上昇等の環境課題への対応にもつながるものと考えています。
● 青山地域最大規模の建物と多様な用途を備えた複合施設
事務所(「B-1街区」3階~37階)・アメニティ機能(「B-1街区」4階~5階)
7階~37階の事務所基準階は、青山地域最大級の1フロア約2,800㎡~3,100㎡を備え、低層部分(7階~10階)には、バルコニー付きの小割区画等の整備も予定しており、目の前に広がる広大な「樹林帯」を感じながら日々豊かに働くための場を創出します。
さらに、4階には事務所入居者の利用を想定したラウンジ空間を整備し、風や自然光、季節の移ろいを感じながら休息や交流ができる機能を計画しています。5階には、柔軟に対応できる貸会議室に加えて、短期間の増床需要に対応可能なレンタルオフィスを整備します。
商業店舗(「B-1街区」1階~3階、「B-2街区」1階~3階)
「B-1街区」1階~3階、「B-2街区」には、「樹林帯」を臨むテラスを備えた飲食店舗や青山の文化を彩る飲食・物販店舗が集積し、さまざまな目的に応える空間を創出します。
ホテル(「B-1街区」3階~6階)
3階~6階にはスモールラグジュアリーホテルを整備します。「樹林帯」を一望できるバルコニー付きの客室に加え、宿泊者以外も利用可能なレストランやフィットネス等も設置予定です。
文化交流拠点等(「B-1街区」1階~3階)
「樹林帯」に面するイベント広場(1階)は、自然を感じる開放的な空間のもと多彩なイベントを実施予定です。約180名収容可能な多目的スタジオ(2階)は、企業による記者発表会等での活用を想定しています。その他ギャラリー(2階)や会員制のライブラリーラウンジ(3階)等、文化的な交流や創造が生まれる空間を整備予定です。
● 建築家 谷口 吉生氏監修の中低層部デザイン
「B-1棟」の中低層部は、株式会社谷口建築設計研究所がデザイン監修を担っており、建築家・谷口 吉生氏の想いがデザインに反映されています。
本事業の中低層部のデザインは、基本理念である「自然回帰」の思想をもとに、「環境としての建築」を目指しています。また、北青山という場所性にふふさわしい気品と落ち着きのある簡潔な意匠を展開しています。
ファサードは、北青山の街並みに調和しながら存在感を放ちつつ、門型フレーム状の構成をオフィスエントランスに続く入口部分に採用することで、空間に広がりと奥行きをもたらしています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:ニュース
- 関連組織:株式会社ランドスケープ・プラス