AIの波が続きチップ需要を押し上げる中、世界最大のファウンドリー企業・台積電(2330)は2026年第二四半期の財務報告を発表し、再び優れた業績を達成しました。単独四半期の合併売上高は1兆2,703.8億円に達し、税引き後純利益は約7,065.6億円、1株当たり利益(EPS)は27.25元で、前年同期比77.4%の大幅な成長を記録しました。AIや高性能コンピューティング(HPC)の需要が強まる中、2ナノメートルプロセスが収益に貢献し始め、台積電の先進プロセス技術の優位性はさらに拡大しています。
第二四半期の売上高は1.27兆円を突破 EPSは27.25元、利益は前年比77.4%増
台積電は2026年第二四半期の連結財務報告を発表し、四半期売上高は約1兆2,703.8億円で、前年同期比36%増、前期比12%増となりました。利益面では、第二四半期の税引き後純利益は7,065.6億円に達し、前年同期比77.4%増、四半期比23.4%増となりました。1株当たり利益(EPS)は27.25元で、これも前年同期比77.4%増となり、AI需要がもたらす強力な収益力が明らかになりました。米ドル換算では、第二四半期の売上高は402億ドルで、前年比33.7%増、四半期比12%増となり、AIチップ需要の高まりに対する市場予想に合致しています。
営業利益率67.7%、収益力は高水準を維持
売上高と利益がともに過去最高を記録したことに加え、台積電の第二四半期の収益性指標も依然として高水準を維持しています。財務報告によると、第二四半期の営業利益率は67.7%、営業利益率は60.3%、税引き後純利益率は55.6%でした。先進プロセスや高性能コンピューティングチップ、AIアクセラレータの需要が成長を続ける中、台積電は優れた設備稼働率を維持しており、全体の収益力も高水準で安定しています。
2ナノが収益に貢献開始、先進プロセスの比率は77%に急上昇
プロセス技術は依然として台積電最大の競争優位性です。最新の財務報告によると、2026年第二四半期の各プロセスの売上高構成比は以下の通りです。
2ナノ:3% 3ナノ:30% 5ナノ:33% 7ナノ:11%
全体として、7ナノメートル以下を含む先進プロセスは、ウエハ売上高の77%を占めており、高階プロセスが台積電の主要な収益源となっていることが示されています。2ナノは現時点では3%の構成比にとどまっていますが、収益への貢献を正式に開始したことは、次世代プロセスが段階的に量産フェーズに入ったことを象徴しており、今後顧客の導入が進むにつれて、構成比はさらに拡大する余地があります。
AI・高性能コンピューティングの需要が旺盛、台積電の成長原動力は依然として強力
市場では一般的に、AIサーバー、高性能コンピューティング(HPC)、スマートフォン、次世代AIデバイスが高階チップ需要を牽引しており、台積電の売上高と利益を押し上げる重要なエンジンとなっています。特に3ナノ、5ナノは現在のAIチップの主要生産プロセスであり、2ナノが収益に貢献し始めたことは、先進プロセスの世代交代が順調に進んでいることを意味しています。グローバルなAI応用がさらに拡大する中、台積電の先進プロセス技術におけるリードは、世界のファウンドリー企業トップとしての競争優位性をさらに確固たるものにするでしょう。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:財報
- 製品・サービス:2ナノメートル製程 / 3ナノメートル製程