【Wrap Up】SNOWFLAKE DATA FOR BREAKFASTを開催 イベントレポート

SnowflakeがデータとAIのイベントを開催し、最新トレンドを紹介。
企業向けシステム・通信・機器,AINQ 81/100出典:prnews

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  • 📰 発表: 2026年3月28日 00:29

AIデータクラウドを提供するSnowflake合同会社(所在地:東京都中央区、社⻑執⾏役員:浮田 竜路、以下Snowflake)は2026年3月17日、データとAIの最新トレンドを届けるイベント「DATA FOR BREAKFAST」をベルサール東京日本橋で開催しました。Snowflakeの最新アップデートや先進的な顧客事例を紹介するとともに、生成AIとデータ活用の未来についての知見を共有しました。

基調講演では、始めにSnowflake合同会社 社長執行役員の浮田 竜路が登壇しました。浮田は、生成AIの活用が「検索」から「相談」のフェーズへと進化し、企業においてエージェントAIの導入検討が急速に進む現状について触れました。一方で、AIの全社展開に伴うセキュリティやガバナンスの課題を指摘し、「データ戦略なくしてAI戦略なし」という重要なメッセージを強調しました。「AIの価値を最大限に引き出すためには適切なデータの整備と蓄積が不可欠である」と語り、Snowflakeが対話型データエージェント「Snowflake Intelligence」を全社で活用し、業務効率化を実現している実践例も紹介しました。

続いてプロダクト担当上席副社長(EVP)のChristian Kleinerman (クリスチャン・クライナマン)が登壇。Christianは「企業がAIから真の価値を引き出すためには、一般的なAIモデルの利用にとどまらず、自社固有のコンテキストと適切なデータの紐づけが不可欠である」と指摘しました。また、データサイロを排除し、信頼性とガバナンスを備えた統合データ基盤の重要性を強調した上で、Snowflake Intelligenceや、開発者のデータ管理を自然言語で劇的に効率化するAIコーディングエージェント「Cortex Code」を紹介しました。さらに、トランザクションデータベース「Snowflake Postgres」の一般提供開始や、オブザーバビリティを強化するObserve社の買収についても触れ、企業のAI導入からアプリケーション構築までを全方位で支援するプラットフォームとしての進化をアピールしました。

Christianの講演とあわせて、Snowflake合同会社 Developer Relations Lead Developer Advocateの田中 翔が実例を示すデモンストレーションを実施し、来場者の理解を深めました。Snowflake Intelligenceのデモでは、自然言語の指示だけで営業データの抽出やグラフ化を行い、市場拡大に向けた具体的な分析示唆を得るまでのプロセスを実演しました。続いて、AWS上の外部データとの即時連携や、自然言語からSQLコードを自動生成するCortex Codeの活用法を紹介しました。特に、AI関数を利用した個人情報の自動マスキング機能を実演し、強固なセキュリティとガバナンスを維持しながら、フルマネージド環境で容易にAIエージェントを構築できる実践的なプロセスを提示しました。

【事例セッション:日清食品ホールディングス株式会社】

日清食品グループが挑む「Snowflakeデータ×AIエージェント活用」と「データ統合戦略」

日清食品ホールディングス株式会社 データサイエンス室 室長の小郷 和希氏が登壇し、Snowflakeをコアプロダクトとした全社統合データベースの構築とAIエージェントの実践的な活用事例を紹介しました。同社では、営業部門における商談準備に向けたデータ分析の支援や、R&D部門での「完全メシ」をはじめとする複雑な製品開発において、散在する配合情報などの非構造化データから必要なナレッジをAIで抽出する仕組みを構築しています。小郷氏は「AIの価値を継続的な企業競争力に変えるためには、非構造化データの資産化と、現場の暗黙知や業務知識の言語化が不可欠である」と強調。データ戦略とAI戦略を両輪で推進してデータドリブン企業を目指す先進的な取り組みを共有しました。

【共同パネルセッション】

三菱電機、AWS、Snowflakeが語る AI とデータ活用によるビジネス変革の最前線

三菱電機株式会社は、SnowflakeとAWSをコアとした全社データ活用基盤「Serendie(セレンディ)」の構築と、AIの実践的な活用事例について紹介しました。同社では、FA機器(放電加工機)の稼働状況をAIで常時監視してダウンタイムを短縮する見守りサービスや、設計部門において過去の膨大な設計文書から必要なナレッジをAI(RAGシステム)で迅速かつ高精度に抽出する仕組みを構築しています。DXイノベーションセンター プラットフォーム設計開発部 部長の水口 武尚氏は、今後の展開について、「データカタログやメタデータを整理して各エージェントと繋ぎ、オーケストレーションを組みながら会社の中で横断的に使っていく、そんなプラットフォームを作っていきたい」と語り、複数のAIエージェントを連携させる先進的なAI活用プラットフォームを目指すことを共有しました。

Snowflakeについて

Snowflakeは、AI時代のためのプラットフォームとして、企業がより迅速にイノベーションを実現し、データからより多くの価値を引き出すことを支援します。数百の世界最大規模の企業を含む13,300社以上のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを活用し、データやアプリケーション、AIの構築・活用・共有を実践しています。Snowflakeにより、データとAIはすべての人にとって変革の力となります。詳しくは snowflake.com/ja(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。

よくある質問

「DATA FOR BREAKFAST」イベントはどのような内容でしたか?

Snowflakeが主催し、データとAIの最新トレンド、Snowflakeの最新アップデート、先進的な顧客事例、生成AIとデータ活用の未来についての知見を共有するイベントでした。

Snowflakeの社長執行役員である浮田氏やプロダクト担当上席副社長のChristian Kleinerman氏からは、どのような主要なメッセージが発信されましたか?

浮田氏は「データ戦略なくしてAI戦略なし」と強調し、AIの価値を最大限に引き出すためのデータ整備の重要性を指摘しました。Christian氏は、企業がAIから真の価値を引き出すためには、自社固有のコンテキストと適切なデータの紐づけ、そしてデータサイロを排除した統合データ基盤が不可欠であると述べました。

イベントで紹介されたSnowflakeの主要な新製品や機能は何ですか?

対話型データエージェント「Snowflake Intelligence」、開発者のデータ管理を自然言語で効率化するAIコーディングエージェント「Cortex Code」、トランザクションデータベース「Snowflake Postgres」の一般提供開始、オブザーバビリティを強化するObserve社の買収などが紹介されました。

実際の企業でのSnowflakeのAI・データ活用事例はありましたか?

日清食品ホールディングスは、全社統合データベースの構築とAIエージェントを活用し、営業部門のデータ分析支援やR&D部門での非構造化データからのナレッジ抽出を行っています。三菱電機は、全社データ活用基盤「Serendie」を構築し、FA機器の稼働監視によるダウンタイム短縮や、設計文書からのナレッジ抽出にAI(RAGシステム)を活用しています。