【泉屋博古館】特別展「文化財よ、永遠に2026」後期展示が好評開催中:一日造立仏の新発見も

住友財団の助成により修理された貴重な文化財を披露する特別展が泉屋博古館で開催されています。第II期では、像内文書の発見により1268年製の一日造立仏と判明した十一面観音立像や、高麗仏画の至宝などが公開されています。
イベントNQ 87/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月19日 22:39
  • 🔍 収集: 2026年5月19日 14:01
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月28日 16:48(収集から218時間46分後)
住友グループが文化支援事業の一つとして立ち上げた住友財団の助成を受け、修理がなされた作品の数々を披露する特別展「文化財よ、永遠に2026 -次代につなぐ技とひと」が開催されています。今回は京都を中心とした関西地方に所在する修理案件から約30件を三期にわたり紹介。美しくよみがえった作品とともに、それらが直面した問題や、検討のすえ選択された修理方法、そして保存への道などが紹介されています。

現在開催中の第II期(5月9日〜5月31日)では、乙訓寺所蔵の重要文化財「十一面観音立像」が注目の的となっています。制作から供養までをわずか一日で完了させる「一日造立仏」である本像は、この度の修理で体部から200点を超える古文書が発見され、文永5年(1268)に奈良で造られたことが判明。この発見により京都府暫定登録文化財から国指定重要文化財へと昇格しました。

また、泉屋博古館所蔵の重要文化財「水月観音像」(1323年、徐九方筆)も展示。画絹を90度回転させて使用していたため強度が不足し、瀕死の状態にあった本作に対し、高密度の「折れ伏せ」補強や裏打紙の刷新といった緻密な修理が施され、本来の美しい姿を取り戻しました。

6月2日からは第III期が始まり、江戸時代の優美な「紅縮緬地熨斗文友禅染振袖」や、鮮やかな色彩が守られた14世紀の「薬師十二神将像」などが登場します。作品解説だけでなく、修理の工程や携わった人々の情熱を伝える公式図録も好評発売中です。

よくある質問

「一日造立仏」とはどのような仏像ですか?

制作から供養までをわずか一日で完了させる仏像で、祈雨や疫病退散を願って鎌倉時代から室町時代に南都(奈良)周辺で流行しました。展示中の「十一面観音立像」はその代表例です。

泉屋博古館の「水月観音像」にはどのような修復が行われましたか?

画絹が横向きに使用されていたため強度が弱く、無数の折れや割れが生じていました。今回の修理では「折れ伏せ」という補強作業や裏打紙の更新を行い、細部まで明るく見える姿に再生されました。

この特別展の開催期間はいつまでですか?

全三期構成で、第II期は5月31日まで、第III期は6月2日から6月28日まで開催されます。

展示作品にはどのような重要文化財が含まれますか?

乙訓寺の「十一面観音立像」、天龍寺の「観世音菩薩像」、泉屋博古館の「水月観音像」、友禅史会の「紅縮緬地熨斗文友禅染振袖」など、約30件の修理案件が紹介されます。

公式図録にはどのような内容が掲載されていますか?

作品解説に加え、事前調査や修理の工程、修理に携わった人々のトピックスなどが豊富に掲載された196ページの永久保存版です。