【京都市×株式会社成基】オンライン不登校支援メタバース教室『オンラインの居場所』の実施・成果について

京都市と株式会社成基は、不登校児童生徒を対象とした「オンラインの居場所」事業の令和7年度実施状況を報告。メタバース教室の平均出席率は57.7%を記録し、令和8年度も成基が継続して事業を受託し、児童生徒と保護者の包括的な支援を実施する。
その他NQ 78/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月22日 19:00
  • 🔍 収集: 2026年5月22日 10:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月23日 11:07(収集から24時間35分後)
京都市と株式会社成基で取り組む、不登校児童生徒を対象とした支援事業「オンラインの居場所」事業の令和7年度の実施状況を報告します。

オンライン上の支援は、時間の経過に伴う出席率の低下が課題となる中、本事業では、メタバース教室への年間平均出席率が57.7%と、事業開始当初の想定よりも高い結果となり、継続的な参加を促す取組の成果が見られました。

なお、令和8年度も、京都市は公募型プロポーザルにおいて株式会社成基を選定し、「メタバースを活用した不登校児童生徒支援事業『オンラインの居場所』運営等業務」および「不登校児童生徒の保護者等を対象とした保護者会の運営等業務」の両事業を委託し、児童生徒本人と保護者の双方に対する包括的な支援を実施することとしています。

■ 2年間の取組の全体像

本事業は、京都市が株式会社成基に委託し、1年ごとに契約を見直しながら、中長期の視点で段階的に発展を重ねてきました。令和6年度からの2年間の取組の全体像は以下の通りです。

令和6年度:メタバースを活用した「オンラインの居場所」の実証研究として、安心して過ごすことができる支援モデルを構築

令和7年度:学習プログラムや保護者支援の充実、オンラインからリアルへの接続を具体化するなど、令和6年度の成果を踏まえて本格実施

背景と目的

近年、全国の不登校児童生徒数は増加を続け、直近5年間で約2倍となりました。また、不登校児童生徒のうち、学校内外の機関等において専門的な相談・指導を受けていない児童生徒は約40%にのぼり、支援につながっていない層の存在が課題となっています。

京都市も同様に、直近5年間で、小中学校の不登校児童生徒数・割合は増加しており、その傾向が続いています。

こうした背景を踏まえ、本事業では、児童生徒が自分の状況に応じて多様な支援につながることができるモデルを構築し、オンラインを活用した居場所の提供を通じて、社会との接続を段階的に支えることを目的としています。

令和7年度「オンラインの居場所」の主な取組について

1.多学年対応型・教科横断型のプログラムの提供

本事業は小学4年生から中学3年生までの児童生徒が対象となるため、多学年対応型・教科横断型プログラムを設計しました。

授業では、ストーリーやクイズ、実験、プログラミング等の双方向型・体験型の学習を取り入れ、児童生徒の主体的な参加を促進しました。また、京都をテーマに地域文化や歴史、社会課題を扱い、学びと地域社会との接点を創出しました。

例えば、外国語教育では「世界一周の船旅冒険」と題し、キャプテンと共にクイズを解きながら失われた世界地図を復元していくストーリーベースの授業を展開。単なる外国語の習得に留まらず、各国の挨拶や食文化の背景にも触れるなど、社会科の視点を交えた教科横断的な探究を行いました。これにより、低学年は世界の多様性に触れる楽しさを、高学年は異文化の深い背景を理解するといった、学年に応じた多角的な学びを実現しています。

2.オンラインからリアルへの接続
本事業は、子どもたちの社会的自立を目指し、「オンラインを入口に、リアルな社会へとつなげること」を支援しています。参加のハードルが低いオンラインの利点を活かし、学習や交流を通じて自己有用感や他者とつながる喜びを醸成。そこから外の世界への好奇心を育むステップとして、年に2回のリアルイベントを開催しました。

令和7年度は、株式会社聖護院八ッ橋総本店や京都市京セラ美術館等地域企業・施設と連携し、リアルで交流できるオフ会を開催しました。

令和7年度「オンラインの居場所」の主な成果

1.メタバース教室への継続出席と居場所としての定着

登録者105名に本支援を提供し、延べ出席児童生徒数は1,471名で、平均出席率は57.7%となりました。登校した児童生徒へのアンケート(4点満点)では、授業の楽しさで平均3.63点、分かりやすさで平均3.61点と高い評価を得ており、安心して登校できる学びの場として機能していることが確認されました。

【利用者の声】

子どもたちより

・優しく話してくれるからチャットで話すのがいつも楽しみ!話も面白いし楽しいし、毎週がものすごく楽しみになりました!オンラインの居場所、めちゃくちゃ好きです。

保護者より

・毎週水曜日が楽しみになりました。もっと誰かと繋がりたくて、少しずつ外に出るようになりました。

2.保護者支援を含めた包括的な支援

子どもへの支援と並行し、保護者を対象とした『保護者の会 WithOne』を開催し、不登校への理解を深める学習会と、保護者同士が経験や思いを共有する座談会を組み合わせて実施しました。全6回で延べ418名が参加されました。

京都市教育委員会 生徒指導課 コ

よくある質問

京都市の「オンラインの居場所」事業の令和7年度のメタバース教室の平均出席率はどのくらいですか?

年間平均出席率は57.7%であり、事業開始当初の想定よりも高い結果となりました。

「オンラインの居場所」事業はどのような企業に委託されていますか?

京都市は株式会社成基に事業を委託しており、令和8年度も公募型プロポーザルを経て同社が選定されています。

この事業はどのような子どもたちを対象としていますか?

小学4年生から中学3年生までの不登校の児童生徒を対象としています。

オンライン支援からリアルな社会への接続のためにどのような取り組みが行われましたか?

株式会社聖護院八ッ橋総本店や京都市京セラ美術館などの地域企業・施設と連携し、年に2回のリアルイベント(オフ会)を開催しました。

児童生徒だけでなく、保護者への支援も行われていますか?

はい。「保護者の会 WithOne」を開催し、不登校への理解を深める学習会や保護者同士の座談会を実施しています。令和7年度は全6回で延べ418名が参加しました。