「配置・異動とキャリア支援施策に関する実態調査」の分析結果を発表

株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、企業における配置・異動の課題とキャリア自律支援の実態調査を発表した。約9割が従業員のキャリア自律を期待する一方、約7割が組織主導の施策との両立に難しさを感じている。戦略的に支援を行う企業ほど配置運用が柔軟であり、両施策の一体設計が重要であると結論づけている。
調査NQ 88/100出典:PR Times

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  • 📰 発表: 2026年5月26日 20:00
  • 🔍 収集: 2026年5月26日 11:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月26日 22:49(収集から11時間17分後)
企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、企業における配置・異動の課題とキャリア自律支援の実態を明らかにすることを目的に、人事業務に従事する管理職を対象として「配置・異動とキャリア支援施策に関する実態調査」を実施しました。

近年、事業環境の変化やAI・技術革新への対応に伴い、企業には戦略的なリソースシフトや柔軟な人材配置が求められています。一方で、従業員の希望やキャリア志向を尊重する必要性も高まっており、組織主導の配置・異動と個人のキャリア自律をどのように両立するかが、多くの企業にとって重要なテーマとなっています。

調査の結果、配置・異動における課題として「経営・事業戦略に沿った中期的な要員計画の策定」や「適材適所の配置」を挙げる企業が多く、戦略的な人材配置の難しさが確認されました。加えて、約9割の企業が従業員のキャリア自律を期待している中、「自律的・主体的なキャリア形成の尊重」と「組織主導の人事施策の推進」の両立についても約7割が「難しい」と回答しており、組織ニーズと個人意向の調整が課題として浮上していることが明らかになりました。

一方、キャリア自律支援を戦略的・統合的に推進している企業ほど、配置・異動の目的やキャリア展望を丁寧に共有するなど、個人意向を踏まえた配置運用が進んでいる傾向が確認されました。両立の難しさは所与のものではなく、キャリア支援の設計・運用のあり方によって変わりうることが示唆されます。

個人のキャリア自律と組織のリソースシフトを対立的に捉えるのではなく、配置・異動とキャリア支援を一体で設計・運用することを通じて、変化に対応できる柔軟な組織づくりを進めていくことが求められると考えられます。

【エグゼクティブサマリ】

- 配置・異動における最大の課題は「中期的な要員計画の策定」と「適材適所の実現」。事業環境変化に応じた戦略的人材配置ニーズの高さが浮き彫りに。一方で、「本人の意向や事情を尊重する必要が高まり、適時適切な配置が難しい」も上位に。組織ニーズと個人意向の調整が新たな課題として浮上。
- 約7割が「自律的・主体的なキャリア形成の尊重」と「組織主導の人事施策の推進」の両立に難しさを実感。組織都合優先の文化や経営層の理解不足など組織要因が背景に。約9割の企業が従業員のキャリア自律を「期待している」と回答。一方、企業と従業員でキャリア自律の捉え方に違いがあることも示唆。
- キャリア自律支援の目的は『エンゲージメント・意欲向上』が最多。一方、目的は多様で各社の認識に違いがあることも示唆。
- 管理職のキャリア支援は日常業務を通じた育成の延長として捉えられている場合が多く、中長期的なキャリア支援への期待は限定的。
- キャリア自律支援を戦略的・統合的に推進している企業ほど、個人意向を踏まえた配置運用が進んでいる傾向。両立の難しさは所与のものではなく、支援の設計・運用のあり方で変わりうることが示唆。

調査担当者コメント(組織行動研究所 主任研究員 藤村直子氏):
キャリア支援推進度が高い企業では、異動の目的や意図を本人・異動先上司に丁寧に説明するといった工夫が多く見られ、人材の柔軟な再配置との関連が示唆されました。管理職によるキャリア支援への期待は高い一方、役割が曖昧なまま現場に委ねられ、管理職自身が十分に支えられていない実態も浮き彫りになりました。期待する役割の明確化や環境整備が、管理職の負担を減らす鍵となります。

よくある質問

企業が配置・異動で直面している主な課題は何ですか?

「経営・事業戦略に沿った中期的な要員計画の策定」や「適材適所の配置」が多くの企業で課題として挙げられています。また、組織ニーズと従業員のキャリア志向の調整も難航しています。

キャリア自律の推進と組織主導の人事施策の両立について、企業の認識はどのようなものですか?

約7割の企業が、両者の両立に難しさを感じています。組織都合優先の文化や経営層の理解不足などが背景にあると示唆されています。

キャリア支援を戦略的に推進している企業の傾向はありますか?

配置・異動の目的やキャリア展望を丁寧に共有するなど、個人の意向を踏まえた柔軟な配置運用が進んでいる傾向が確認されました。

調査を実施した機関と担当者は誰ですか?

株式会社リクルートマネジメントソリューションズの組織行動研究所であり、主任研究員の藤村直子氏が担当しました。

管理職のキャリア支援における現状の課題は何ですか?

日常業務を通じた育成の延長と捉えられがちで、中長期的なキャリア支援への期待が限定的である点や、役割が曖昧なまま現場に委ねられている現状が課題です。