「人工光」と「近自然工法」から探る、自然との持続可能な距離感。Leave No Trace Japanが2026年度の研究助成採択者2名を選出

Key facts

  • 「人工光」と「近自然工法」から探る、自然との持続可能な距離感。Leave No Trace Japanが2026年度の研究助成採択者2名を選出
  • 特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパンは、日本独自の環境保護エビデンスを構築するため、2026年度の研究助成採択者として伊藤響氏と長津恒輝氏を選出。生態系への影響と環境教育の観点から研究を支援する。
  • Source: PR Times
  • Date: 2026年5月19日

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特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパンは、日本独自の環境保護エビデンスを構築するため、2026年度の研究助成採択者として伊藤響氏と長津恒輝氏を選出。生態系への影響と環境教育の観点から研究を支援する。

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「人工光」と「近自然工法」から探る、自然との持続可能な距離感。Leave No Trace Japanが2026年度の研究助成採択者2名を選出 (2026年5月19日), PR Times
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PR Times
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2026年5月19日
特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパンは、日本独自の環境保護エビデンスを構築するため、2026年度の研究助成採択者として伊藤響氏と長津恒輝氏を選出。生態系への影響と環境教育の観点から研究を支援する。
その他NQ 75/100出典:PR Times

📋 記事の処理履歴

  • 📰 発表: 2026年5月19日 19:00
  • 🔍 収集: 2026年5月19日 10:31
  • 🤖 AI分析完了: 2026年5月23日 01:15(収集から86時間43分後)
【背景】
特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパン(以下「LNTJ」)は、アウトドアにおける環境保護指針「Leave No Trace(LNT)」の普及において欠かせない科学的根拠(エビデンス)を国内で構築するため、昨年度に続き〈2026LNT研究助成〉を実施いたしました。LNTの7原則は、欧米諸国で蓄積された膨大な研究データに基づいています。日本のアウトドアフィールドにおいて、より実効性の高い指導者を育成し、ユーザーの行動変容を促すためには、国内独自の環境や社会状況に即したエビデンスが不可欠です。厳正な審査の結果、2026年度は「生態系への影響」と「環境教育・心理」の観点から革新的なアプローチを行う2名の若手研究者を選出いたしました。

## 2026年LNT研究助成・募集概要

### 研究テーマ・採択者コメント

**野外照明の導入がもたらすカエル群集の種多様性減少メカニズムの解明**

伊藤 響さん(京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士前期課程2年)

私は夜間人工光がカエル類の行動や多様性に及ぼす影響について研究しています。安全なアウトドア活動に照明は欠かせませんが、その光は野生生物にとって不可欠な暗闇を乱し、周辺生態系に様々な影響を与えます。本研究では、人工光による負の影響を受ける種と受けにくい種の生態の差異を明らかにすることで、照明の負荷を抑えた『夜のアウトドア活動』の在り方を見出すことに貢献したいと考えています。

・LNTリサーチチームコメント

アウトドア活動における人工光が野外生物に与える影響に焦点を当てた研究です。近年人工光をできる限り抑えた「ダークスカイツーリズム」が世界的な注目されており、最新のトレンドに注目している点も評価されます。この研究から、アウトドアレクリエーションにおけるインパクトの少ない照明の使い方について、新たな知見が得られることが期待されます。

**近自然工法を活用した遊歩道整備への参画が若者の自然連結感と自律神経系に及ぼす影響**

長津恒輝さん(長崎国際大学人間社会学部国際観光学科スポーツツーリズムコース助教)

デジタルネイティブ世代の若者は、自然と接する機会の減少により、自然への関心や保全意識の低下、自律神経系の乱れが生じていると指摘されています。そこで、自然との関係性を再構築するために着目するのは、自然を「利用する」だけでなく、「関わりながら守る」活動として、環境へのインパクトを最小限にした近自然工法を取り入れた遊歩道整備です。本研究では、長崎県川棚町大崎半島の自然公園をフィールドに、活動に参加した大学生の自然連結感や環境保全への行動変容、自律神経系に及ぼす影響を明らかにします。

・LNTリサーチチームコメント

近年トレイル整備で注目されており、生態系との調和を目指した「近自然工法」にLNTを導入する点が高く評価されます。この研究では、トレイル整備作業を通じて、LNTを学習した参加者の心理的、生体的効果を検証します。この研究から、近自然工法とLNTの親和性を検証するだけでなく、参加者の行動変容の要因となる心理的、生体的効果を実証できる点が期待されます。

## LNTJリサーチチーム紹介

**生物学・生態学**
湯本貴和Ph.D.

元京都大学霊長類研究所教授・所長
元日本生態学会会長
屋久島学ソサエティ会長

京都大学大学院理学研究科博士後期課程(植物学専攻)修了。理学博士。博士課程在学前後の2年半は屋久島に在住し、花と昆虫の関係、果実と鳥やサルの関係などを研究。長男・長女は屋久島生まれ。

その後、ザイール(現:コンゴ民主共和国)、コンゴ共和国、コロンビア、マレーシア、タイ、インドネシア、ガボン、ブラジルで、動物と植物の相互関係などの研究を続ける。とくにマレーシアでは、ボルネオ島(サラワク州)で高さ70mに及ぶ樹上での林冠生物学を主導。

現在は、生物多様性問題の主流化、とくに生き物に無関心で、「自然は、木、草、虫、カラス、犬、猫でできている」と思っている人たちに、いかに自然の価値をアピールできるかに関心がある。LNTJに期待することは、生物多様性・生態系の保全とエコツーリズムや自然体験の豊かな両立関係。

徳島県池田町(現:三好市)出身。

**地理学・観光学**
呉羽正昭Ph.D.

筑波大学生命環境系教授(山岳科学学位プログラム(博士前期課程)担当)。

インスブルック大学(オーストリア)大学院博士課程修了。Ph.D.。

日本とヨーロッパアルプスにおいて、地理学の立場からスキーリゾートの発展プロセスに関する比較研究を続ける。ヨーロッパアルプスでは、とくに近年のスキーリゾートでみられるレクリエーションの多様化について、トレッキングやマウンテンバイク、エコツアーといった活動にも興味を

よくある質問

LNTJが研究助成を実施する目的は何ですか?

日本国内のアウトドアフィールドにおいて、欧米の研究データだけでなく、日本の環境や社会状況に即した環境保護指針「Leave No Trace」の実効性の高い科学的根拠(エビデンス)を構築するためです。

2026年度の研究助成には誰が選ばれましたか?

京都大学大学院の伊藤響さんと、長崎国際大学助教の長津恒輝さんの2名が選出されました。

伊藤響さんの研究内容はどのようなものですか?

夜間の野外照明(人工光)がカエル群集の行動や多様性に及ぼす影響を研究し、負荷を抑えたダークスカイツーリズムや夜のアウトドア活動のあり方を見出すことを目的としています。

長津恒輝さんの研究内容はどのようなものですか?

長崎県川棚町大崎半島の自然公園を舞台に、近自然工法を活用した遊歩道整備への参加が、大学生の自然連結感や環境保全への行動変容、自律神経系にどのような影響を与えるかを研究します。

LNTJのリサーチチームにはどのような専門家がいますか?

元京都大学霊長類研究所教授の湯本貴和氏(生物学・生態学)や、筑波大学生命環境系教授の呉羽正昭氏(地理学・観光学)などが参加し、研究をサポートしています。