一般財団法人 日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、プール施設での熱中症予防を呼び掛けるためのポスターを作成しました。このポスターは公益財団法人B&G財団の協力のもと、B&G海洋センターの施設(全国453カ所)に配布します。また、同ポスターは2026年5月28日(木)より、本プロジェクト公式サイトにて無料ダウンロードでの提供を開始します。

プールは水の中にいるため暑さへの意識が薄れやすい環境ですが、水の中でもたくさんの汗をかくことから、熱中症対策が欠かせない場面のひとつです。

本プロジェクトでは、2025年に、B&G財団が建設したプール241センターの管理者を対象に、「プールにおける熱中症対策の実態調査」を行いました。この結果、2020年2024年夏のうち、全国241カ所のB&G海洋センターの約3割の施設で、プール内やプールサイドなどで暑さによる体調不良を訴えた人がいたと回答がありました。さらに、プール施設内で体調不良を訴えた人のうち、約72%はプールサイドで発生していたことが分かりました。

一方で、現場における注意の呼び掛けは、「監視員や指導者から水分補給や塩分補給、休憩の声がけをする(76.5%)」「監視者への熱中症予防・対策指導を行う(55.5%)」など、プール利用者だけでなく監視者に対しても積極的に行われており、対策意識が浸透していることが分かりました。また、「プールでの熱中症や暑さによる体調不良を減らすために施設管理者として必要だと思うこと」を尋ねたところ、「利用者に基本的な熱中症対策を呼び掛けるツール(62.2%)」が最も高い結果となりました。

2026年度は、こうした現場の声に応え、プールでの熱中症対策に特化した啓発ポスターを作成し、B&G財団が管理する各施設に配布します。プールで遊んだり泳いだりしている時も、実はたくさんの汗をかいています。また、見学者も待機場所によっては熱中症への注意が必要です。本ポスターでは、こまめな水分補給や適切な休憩を促すとともに、プールに行く前や行った後の注意ポイントなど、1日を通して熱中症の予防を呼び掛ける内容となっています。

施設での配布に先行し、2026年2月25日(水)に東京国際フォーラムで開催された「第6回B&G全国指導者会 総会」では、全国から集まった約650人の指導者に対し、ポスターの内容を紹介しました。当日参加した指導者からは、ポスターを活用した積極的な啓発に関する意見や、期待の声が寄せられました。

これからプール開きの時期を迎え、2026年の夏も厳しい暑さが予想されています。「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、監視員や指導者の方など、プールをはじめとしたスポーツに携わる全ての人へ、熱中症の正しい予防・対策情報を今後も提供していきます。また、現場の声や実態調査の結果を踏まえながら、社会全体で熱中症予防に取り組むための支援を継続します。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
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